稲垣吾郎、ミステリアスな印象に変化「意外とよくしゃべる」と言われるように
稲垣吾郎が17日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた映画『窓辺にて』公開御礼・全国生中継つき舞台あいさつに登壇。稲垣は「昔はグループの一番端っこでおとなしくしていて、前髪をいつも気にしているミステリアスな感じだったのですが、最近はMCなどをする機会も増えて、意外とよくしゃべるなと、言われるようになりました」と自身の変化について語った。舞台あいさつには中村ゆり、今泉力哉監督も出席した。
本作は、映画『愛がなんだ』などの今泉監督が脚本・監督を務めたオリジナルストーリー。フリーライターの市川茂巳(稲垣)が、編集者の妻・紗衣(中村)が売れっ子小説家と浮気していることを知りながら、何も言い出せない自分を見つめることで、自身にある感情が芽生えたことを知る。
今月5日の公開記念舞台あいさつは、新型コロナウイルス感染のため登壇がかなわなかった稲垣。この日は「この度はご迷惑やご心配をかけましたが、見ての通り、元気になりました」と笑顔を見せた。
公開から約2週間が経過し、「僕も映画館に観に行きました。自分がスクリーンに映っているのは不思議ですよね」と語った稲垣は「『市川は皆さんに共感してもらえる役ではないかもしれませんが、稲垣さんが演じることで感情移入できました』という感想や『今泉監督作品と稲垣さんとの相性が良い』というお言葉をいただき、とても嬉しかった」と反響を振り返っていた。
劇中でフリーライターを演じ、取材対象者にインタビューするシーンも見られた稲垣。「最近ラジオ番組やテレビで対談したり、MCをする仕事が増えているんですよね」と役柄に生かせたことを明かすと「以前は5人グループの一番端っこでおとなしくて、前髪を気にしているミステリアスな感じでしたが、いまは『よくしゃべるんだね』と言われるようになりました」と自身の変化を述べる。
また「夫婦がうまくいくことの難しさ」が描かれている本作にちなみ、理想の夫婦像を聞かれると、「お互い一人だから説得力が全くないですよね」と苦笑い。それでも中村が「わたしの理想は、友達みたいな人。寄りかかりすぎない。機嫌の悪いときも出さないような距離感がいいかも」と述べると、稲垣は「とかく夫婦とかだと、機嫌の悪さとかも出しあえる関係性の方がいいと思いがちですが、そういう距離感はいいかもしれませんね。家族だからと言って、なあなあにならないというのは僕もいいと思います。気が合いますね!」と賛同していた。(磯部正和)