『アベンジャーズ』クリス・ヘムズワース一時休業へ アルツハイマー発症のリスクを公表
映画『アベンジャーズ』シリーズなどで雷神ソーを演じるクリス・ヘムズワース(39)が、アルツハイマー病を発症するリスクが高いことを公表し、役者活動を一時休業するつもりであることを明らかにした。
アルツハイマー病発症のリスクは、16日にディズニープラス配信されたドキュメンタリーシリーズ「リミットレス with クリス・ヘムズワース」で判明したもの。同作は、最先端の研究に基づき、クリスが人間の体の可能性を最大限に発見する秘訣を学んでいく内容で、遺伝子検査を行った結果、彼が「APOE4」という遺伝子を2つ持っていることが明らかに。国立衛生研究所の調査によると、同遺伝子を2つ保有する者は、アルツハイマー病の発症率が通常の8倍から10倍高いという。
Vanity Fair の取材に応じたクリスは、この出来事が一時休業を決心する理由になったと告白。すでに出演契約を結んでいるNetflix映画『タイラー・レイク -命の奪還-2』と『フュリオサ(原題) / Furiosa』の撮影は終えたといい、「今週のプロモーションが終わったら家に帰ります。子供たちや妻と一緒にゆっくりします」とオーストラリアでしばらく休養期間に入ると語っている。
製作側から今回の件を公表しないバージョンも提案されたそうだが、クリスは「NO」とキッパリ断ったという。「これがみなさんのモチベーターとなり、よりよい健康を気にしたり、自分の選択を理解する機会になれば嬉しいです」
クリスは、2019年にも「家族との時間を大切にするため」として俳優活動を一時休業していた。(編集部・倉本拓弥)