地上600mの鉄塔で孤立…絶望しかない衝撃スリラー『FALL/フォール』公開決定
地上600mの高さを誇る鉄塔で孤立した女性たちのサバイバルを描く新作スリラー『FALL/フォール』が、2023年2月3日に日本公開されることが決定し、足がすくむ映像満載の予告編とポスタービジュアルが公開された。
山でのフリークライミング中に、夫を落下事故で亡くした女性ベッキー。1年が経とうとしても悲しみから抜け出せない彼女のために、親友のハンターは、使われていない地上600mのテレビ塔「B67」のクライミングを持ちかける。何とか頂上に到達し、夫の遺灰を空から撒くことで新たな1歩を踏み出したベッキーだったが、老朽化していた梯子が落下。携帯電話の電波は届かず、食料もなく、辺りに人影もない。絶望的な状況に置かれた彼女たちは、持てる知識をフル活用して、この危機を抜け出そうとする。
予告編には、今にも落下しそうになりながら脱出を試みる二人の姿が映し出されており、思わず足がすくむ恐ろしさ。劇中のテレビ塔は、1986年に建設された、米国カリフォルニア州に実在する支線式鉄塔サクラメント・ジョイント・ベンチャー・タワーがモデルとされており、東京スカイツリー(634m)にも匹敵する、高さ625mを誇るこの鉄塔からは、頂点からベース・ジャンプを試みる者が後を絶たなかったという。
ベッキー役で『シャザム!』のグレイス・フルトン、親友のハンター役で『ハロウィン』のヴァージニア・ガードナーが出演。キューバ・グッディング・Jrの息子でもあるメイソン・グッディングや「ウォーキング・デッド」のニーガン役で知られるジェフリー・ディーン・モーガンらが脇を固める。
メガホンを取ったのは、デイヴ・バウティスタ主演作『ファイナル・スコア』(2018)で、取り壊しの決まったサッカースタジアムを実際に爆破する撮影を敢行したスコット・マン監督。プロデューサーは『海底47m』のジェームズ・ハリス、マーク・レーンらが務めた。(編集部・入倉功一)
映画『FALL/フォール』は2023年2月3日より新宿バルト9ほか全国公開