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サミュエル・L・ジャクソン、タランティーノ発言に反論 チャドウィック・ボーズマンは「映画スターだ」

ニック・フューリーを演じるサミュエル・L・ジャクソン
ニック・フューリーを演じるサミュエル・L・ジャクソン - Walt Disney Studios Motion Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

 サミュエル・L・ジャクソンが、『パルプ・フィクション』(1994)などでタッグを組んだクエンティン・タランティーノ監督が、マーベル俳優は「映画スターではない」と発言し、話題を呼んだ件について、トーク番組「The View」内で見解を述べた。

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 タランティーノ監督は先日、ポッドキャスト番組「2 Bears, 1 Cave」に出演した際、ハリウッドの「マーベル化」に言及するなかで、マーベルヒーローを演じて有名になった俳優たちの存在に触れると「彼らは映画スターではない。キャプテン・アメリカがスターだ。ソーがスターなんだよ。こんな事を言うのは僕が最初ではないし、もう何度だって言われていることだけど、そうしたフランチャイズキャラクターがスターになっているんだ」と語っていた。

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 マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)でニック・フューリーを演じる一方、『ヘイトフル・エイト』(2015)、『ジャッキー・ブラウン』(1997)などでタランティーノ監督と長年タッグを組むサミュエルは、番組内で見解を求められると「特定のキャラクターを演じるには俳優が必要だ。そしてスターダムの条件っていうのは…何だ、どれだけのケツが座席に座るかか? 俺たちは何の話をしている?」と返答。

 そのうえで「これらの俳優たちがどうやら映画スターらしいと知ることは、俺にしてみたら大した議論でもないよ。チャドウィック・ボーズマンはブラックパンサーだ。そいつに反論の余地はない。そして彼は映画スターだ」と語った。

 大物監督たちのマーベル批判について、サミュエルは以前から冷静な立場を貫いており、かつて巨匠マーティン・スコセッシ監督が、マーベル映画は「映画ではない」とEmpireのインタビューで発言した際も「そこまで気にしていない」とVarietyのインタビューで発言。「映画は映画だ。彼の作品が嫌いな人だっている。それぞれ意見を持っていて当然さ」と冷静な意見を述べている。

 また、サミュエル自身はマーベル作品への出演を楽しんでおり、 Los Angeles Times のインタビューで「オスカー狙いの映画をやったことはない。(ささやき声で)『この映画をやればオスカーを獲れるぜ』なんて映画はね。それよりも俺は、ニック・フューリーでいたい。ライトセーバーを持ってメイス・ウィンドゥになるのもいいよね」と語っている。(編集部・入倉功一)

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