ケイト・ウィンスレット『アバター』続編で7分15秒息を止められるように ワールドツアー英国からスタート
現地時間6日、巨匠ジェームズ・キャメロン監督が13年ぶりに手掛けた大ヒット映画の続編『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(12月16日全国公開)のプレミアイベントが、イギリス・ロンドンで開催され、キャスト陣が完成の喜びと撮影の裏側を語った。
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今回のロンドンプレミアは、今週末10日に実施される来日プロモーションを含むワールドツアーの幕開け。『アバター』を象徴するブルー一色の会場には、ジェイク役のサム・ワーシントンをはじめ、ジェイクの妻・ネイティリ役のゾーイ・サルダナ、物語の鍵を握る少女・キリ役のシガーニー・ウィーヴァー、海の部族を率いる女性・ロナル役のケイト・ウィンスレット、クオリッチ役のスティーヴン・ラングなどのキャスト陣が出席した。
『タイタニック』(1997)以来、約25年ぶりのキャメロン作品となったケイトは、「彼は本当に類まれなフィルムメーカーであり、驚異的な物語を生むストーリーテラーでもあるの。こんな素晴らしい作品のオファーは、とても光栄だったわ」と笑顔。海が舞台の本作のため、水中で息を止める訓練に挑んだことも話題となったが「撮影では息を止めながら演技をすることが多かった。難しかったけどやり遂げた時は最高の気分だった。7分15秒も止められるようになったわ」と驚異的な記録を告白した。
また、前作のほか『エイリアン2』でもキャメロン監督とタッグを組んだシガーニーは、本作で14歳の少女・キリを演じることが話題に。「14歳の子を演じるためにたくさんの準備を行ったわ。学校を訪れて、彼らの生の声を聞いたり。長い時間をかけて遂に完成した本作や、キリの姿を世界に届けることができてとても嬉しい」と役づくりの秘話を明かした。
また、青色の装飾が目立つ煌びやかなドレス姿で登場したゾーイは「キャメロン監督は様々な方法を駆使して、私たちを演技に没頭させてくれる。彼と作品を作るたびに毎度とんでもないエネルギーを傍で感じることができるわ」と徹底したサポート体制に言及。そして、まさかの復活を遂げた人気悪役クオリッチを演じるスティーヴンは「もうすぐ東京に行きます! 日本の友人と会うことになっているので、来日がとても楽しみです。日本の皆さんに本作を体験してもらえることが最高にワクワクします!」と来日の喜びを語った。
13年ぶりの続編について、キャメロン監督は「作り込まれたディテール、素晴らしい生物、共感できる先住民たちの文化、そして海の魅力に溢れる別世界に誘うことを約束します。前作よりもいい意味で胸が締め付けられる物語になっています。これが何のことなのか、是非観てもらわないとですね」と魅力を熱弁。今週末には来日を控えており、「コンバンワ! 12月10日に日本に行きます! 日本のファンの皆さんに会えるのを楽しみにしています。皆さんに『アバター』最新作を観てもらえるのが待ちきれません!」と日本のファンに向けてメッセージを送った。
前作の戦いを経て、神秘の星パンドラの一員となった元海兵隊員のジェイク(サム)は、ナヴィのネイティリ(ゾーイ)と家族を築き、子供たちと平和に暮らしていた。しかし、再び侵略を開始した人類によって、神聖なる“パンドラの森”を追われてしまい、海の部族に助けを求める。すでに本作を鑑賞した海外のクリエイターや批評家、ジャーナリストからは、称賛の声がSNSを通じて投稿されている。(編集部・入倉功一)