「ウィロー」新キャラは三船敏郎がモデルだった!
ジョージ・ルーカスが原案と製作総指揮を手掛け、冒険ファンタジーの原点となった大ヒット映画『ウィロー』の続編となるオリジナルシリーズ「ウィロー」(ディズニープラスにて独占配信中)に登場するボーマンが、黒澤明監督作『七人の侍』の三船敏郎をモデルにしていることがわかった。
『ウィロー』(1988)は、世界を救う運命にある人間の子供を拾った小人族の主人公ウィローが、悪の女王を倒すため冒険を繰り広げるファンタジーアドベンチャー。その20年後が舞台となる本作は、邪悪な気配を纏う新たな脅威が動き出し、再び王国に危機が迫る中、ウィローと若き冒険者たちの新たな旅が始まる。ウィロー役のワーウィック・デイヴィスと、ソーシャ役のジョアンヌ・ウォーリーが続投する。新キャストにはルビー・クルス、エリン・ケリーマン、トニー・レヴォロリ、エリー・バンバー、デンプシー・ブリク、アマール・チャーダ・パテルらが加わる。なお、クリスチャン・スレーターが、ヴァル・キルマーが演じたマッドマーティガンの友人役で出演する。
本作から登場する新キャラクターのボーマンは、粗野で破天荒な性格で、歯に衣着せぬ発言でほかの冒険者たちとぶつかるが、いざというときには頼りになる兄貴分的存在だ。演じるアマールは「ボーマンは黒澤明監督の『用心棒』や『七人の侍』の三船敏郎から大きな影響を受けているんだ。粗野ではちゃめちゃだけれど、どこか信頼できる腕っぷしの強い男。 (プロデューサーの)ジョナサン(・カスダン)は黒澤映画の大ファンで、この作品も数々の侍映画からインスピレーションを受けているんだ」と明かした。
ジョナサン「黒澤監督は史上最高の映画監督。僕はこのドラマに、侍映画が持つクールさや楽しさを西部劇の持つ魅力と合わせて散りばめたんだ。特にアマールには、三船敏郎が醸し出す雰囲気を掴んでほしいと伝えたよ。彼の持つ肉体的なカリスマは、映画史上に存在した俳優の中でも最高だからね」と本作に込めた三船に対する尊敬の念を語った。(今井優)