宮沢氷魚&市川染五郎、明智光秀と森蘭丸どう演じた?『レジェンド&バタフライ』新場面写真公開
木村拓哉が織田信長役で主演を務める映画『レジェンド&バタフライ』(2023年1月27日全国公開)から、「魔王」に変貌していく信長のそばにいた明智光秀と森蘭丸の新たな場面写真が公開された。
『るろうに剣心』シリーズの大友啓史監督と、『コンフィデンスマンJP』シリーズや来年の大河ドラマ「どうする家康」の脚本・古沢良太のタッグにより、織田信長(木村拓哉)とその正室・濃姫(別名“帰蝶”演:綾瀬はるか)の知られざる物語を描く本作。若くして濃姫と政略結婚をした信長は、初めは一触即発の関係だったのが、時と共に互いを支え合う真の夫婦に。信長はその後、桶狭間の戦いで今川義元を討ち、濃姫とともに「天下統一」の夢に向かって邁進していくが、戦いを重ねるごとに人であることを捨て“魔王”へと変わっていく。
そんな信長のそばに二人の謎めいた男がいた。一人が家臣の明智光秀。信長に目をかけられた彼は、やがて一国一城の主へと出世。変わりゆく信長のカリスマ性に魅せられ心酔する。互いに厚い信頼を寄せていた二人だが、のちに光秀は歴史に残る大事件を起こすこととなる。演じるのは宮沢氷魚。本作では光秀が信長より若かったという解釈でキャラクターが構築された。宮沢は「ただ立っているだけなのに、何を考えているのだろうと感じるような不思議な雰囲気をまとっている、自分にしかできないミステリアスな明智を作り上げてきた」と話している。
もう一人が森蘭丸。織田家の家臣だった森可成の息子で、13歳の頃から小姓として信長の身の回りの世話をした、側近中の側近。その上品で堂々とした振る舞いは織田家のみならず、家臣達や敵軍からも評判だった。信長に忠義を尽くす彼は、“魔王”となっていった信長に対しても、「天下布武」のためだと静かに見守る。演じるのは、本作が時代劇映画デビューとなる市川染五郎。殿(信長)の気持ちを理解したいと望んだ彼は、出番がない日も殿の側にいたいと撮影現場に足を運び、真摯に役と向き合った。市川は蘭丸を演じるにあたって「殿が命令する前にすでに対応しているような頭の回転の速さが見えればいいなと思い意識して演じました」と撮影を振り返った。(編集部・石井百合子)