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生駒里奈、舞台「風都探偵」鳴海亜樹子への憧れ 「仮面ライダーW」山本ひかるの言葉が自信に

生駒里奈「仮面ライダーW」愛爆発!エクストリーム初変身回に感動…「風都探偵 The STAGE」インタビュー » 動画の詳細

 特撮ドラマ「仮面ライダーW(ダブル)」(2009~2010)の続編漫画「風都探偵」を舞台化した「風都探偵 The STAGE」で、ヒロイン・鳴海亜樹子を演じる生駒里奈。中学時代から夢中で観ていた作品の世界観に飛び込む彼女が、憧れの存在だった亜樹子との向き合い方や、「仮面ライダーW(ダブル)」に対する熱い思いを語った。

【動画】生駒里奈の「仮面ライダーW」愛が爆発!インタビューの様子

 風都署の刑事・照井竜/仮面ライダーアクセルの妻である鳴海亜樹子は、「鳴海探偵事務所」の所長として、主人公・左翔太郎や彼の相棒・フィリップを献身的に支えるヒロイン。大阪仕込みのツッコミを持ち、予想外の方法で事件の解決に貢献することもある。

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■当時のキャストがそばにいる心強さ

生駒里奈、「仮面ライダーW」愛が止まらない!

 「仮面ライダーW(ダブル)」テレビシリーズ放送当時は、芸能活動を始める前だった生駒。「私が、純粋な気持ちで魅力に取りつかれた作品でした。『好きな作品がありますか?』と聞かれたら『仮面ライダーW(ダブル)』と答えていた作品に、こういう形で携わることができるなんて、本当に思っていなかったです」と喜びをにじませる。

 続編である「風都探偵」も大好きだといい、「仮面ライダーの魅力が漫画の中でも生きているところが好きです」と熱弁する。「変身シーンもかっこいいですし、(ガイアメモリの声を担当する)立木文彦さんの『サイクロン』『ジョーカー』という音に合わせた完璧な変身が、漫画になった瞬間にどう表現されるのだろうと思っていたら、そのまま再現されていたんです。アニメでもその要素を踏襲しながら、アニメならではの演出でよりカッコよくなっていて、そこにも『風都探偵』の魅力を感じました」

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 舞台では、オリジナルキャストのなだぎ武が刃野幹夫を再演し、かつて園咲霧彦を演じていた君沢ユウキが万灯雪侍役で参加している。生駒にとって、テレビシリーズに出演していた二人の存在は大きかったようだ。「本読みで二人が話した時は感動してしまって、こんなに近くで聞いていていいのかという贅沢感に襲われました。『仮面ライダーW(ダブル)』の霧彦も刃さんも大好きであるが故に、本人に見られながらお芝居をするのは、俳優として少しプレッシャーでもありますが、お二人が入ることで、原作ファンの私も安心して(世界観に)入って行ける心強さがありました」

■亜樹子は光り輝く私の憧れ

生駒ふんする鳴海亜樹子

 天真爛漫な亜樹子は、「仮面ライダーW(ダブル)」「風都探偵」でもコメディーリリーフ的な存在。「亜樹子がいたからこそ、ハードボイルドな作風にコミカルでキュートな感じを付け加えていたんだと、役者を始めてから思いました」と話す生駒にとって、亜樹子は憧れのキャラクターだという。「放送当時からすごく可愛いと思っていて、亜樹子がフィリップくんをキャッチするところにも憧れて、生駒里奈として『それを自分がやるんだ』と思えたのが嬉しいです。一方で、原作がすごく愛されていて、完璧な亜樹子がすでに存在する中で、役者としてそれを舞台でどう表現したらいいのだろうという不安もあります。ですが、その不安をなくすぐらい、亜樹子は光り輝く私の憧れなので、そのままを表現すれば大丈夫と思っています」

 出演発表の際、テレビシリーズで亜樹子役を務めた山本ひかるが「生駒ちゃんが亜樹子ですよ?! ビジュアル良すぎない?!?! 風都探偵の亜樹子って感じめちゃくちゃしてめちゃくちゃ可愛い早くみたいよ」とTwitterで生駒の亜樹子を絶賛していた。山本が演じた亜樹子を「唯一無二」とリスペクトする生駒は、山本の言葉が自信につながったと語る。「ご本人から嬉しいお言葉をいただけるなんて、思ってもいなかったです……。私の中では、ひかるさんが一番可愛いし、あの鳴海亜樹子が大好きなんです。自分の演技で納得いかないところもあるのですが、そういう風に言ってくださると自信につながります」

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 また、亜樹子の口癖「私、聞いてない!」にも、オリジナル版へのリスペクトが込められていると生駒は語る。「ひかるさんの『私、聞いてない!』をそのまま再現しています。全く違う言い方もあり得るかもしれませんが、ひかるさんの言い方が大好きで、私はそれが見たい。演じる人は違いますが、どこかに自分が見ていた亜樹子をみなさんに見せたいし、私自身も見たいという思いがあるので、そこはリスペクトで演じています」

■感動的だったエクストリーム初変身回

「風都探偵 The STAGE」キービジュアル

 「仮面ライダーW(ダブル)」で好きなエピソードを聞いてみると、生駒は翔太郎とフィリップが仮面ライダーW サイクロンジョーカーエクストリームに初変身した第32話「風が呼ぶB/今、輝きの中で」をあげた。「シュラウドが、翔太郎ではなく照井竜と組みなさいとフィリップくんに話して、フィリップくんも計算する人なので『照井、僕と組まないか?』と言ってしまって、思わず「フィリップくん何てこと言うの?』と戸惑ったりもしました。翔太郎が気合いでフィリップくんに追いついて、そこにエクストリームメモリが来て変身するのがすごくカッコよくて、『こんなにもエクストリームに変身した瞬間が感動的だったのか!』と大人になって改めて好きになりました」

 また、フィリップが消滅する第48話「残されたU/永遠の相棒」は、生駒にとって最も辛いエピソードだったという。「あのシーンは本当に衝撃的でした。中学生で初めて観た時、推しのフィリップくんがいなくなり、『あと1話どうするんだろう』と思っていました……。録画したものを毎日観ていて、最終話までの一週間はフィリップくんが消滅したことが受け入れられなくて、心にぽっかりと穴が空いていました。『仮面ライダーW』が一年間の生きる糧だったので、第48話で消えた時は生きがいを失った気分でした。翌週、最終話でフィリップが復活した時はホッとしましたね(笑)」

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 映画『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』では悪役、本作ではヒロインを務めた生駒。彼女には「仮面ライダーに変身する」という大きな夢がある。「『仮面ライダー龍騎』で仮面ライダーファムを演じた加藤夏希さん、『仮面ライダーオーズ/OOO』の渡部秀さんが地元の先輩なので、そこに続きたい思いがあります」。「風都探偵 The STAGE」への出演で「また一歩(夢に)近づけました」と笑みを浮かべると、「亜樹子は大好きで憧れていた役なので、近くで翔太郎とフィリップくんを見ることができただけでも嬉しい。夢もしっかり持ちながら、今後も『仮面ライダー』作品に携わっていきたいです」と更なる飛躍を誓っていた。(取材・文:編集部・倉本拓弥)

「風都探偵 The STAGE」東京公演は2023年1月15日までサンシャイン劇場(東京)で上演中、大阪公演は2023年1月19日から1月25日まで梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ(大阪)で上演

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