引退した『Dr.コトー』元子役、富岡涼さんの演技に感動の声
映画『Dr.コトー診療所』が16日より公開され、元子役・富岡涼さん(29)の演技が反響を呼んでいる。
本作は、東京からへき地の離島・志木那島に赴任してきた外科医“Dr.コトー”こと五島健助(吉岡秀隆)と島の人々との関わり合いを通して、命の尊さを描いた人気ドラマシリーズの16年ぶりとなる続編にして初の劇場版。おなじみのキャストが再集結し、過疎高齢化が進む志木那島と、そこで暮らす人たちの現在が描かれる。
富岡さんは2003年のシーズン1から、志木那島の漁師・原剛利(時任三郎)の息子で、コトーに憧れて医師になるため、東京の中学に進学することになる島の少年・剛洋(たけひろ)役で出演。2006年のシーズン2後、芸能界を引退し、現在は会社員として働いていたが、監督からのオファーを受け、本作のためだけに俳優復帰を決めた。
映画では島民みんなの期待を背負って、医師を目指してきた剛洋のその後が明らかに。SNS上では「ブランクを感じさせない演技力」「会社員とは思えない」「剛洋くんの雰囲気がそのままで良かった」「やっぱり剛洋は剛洋じゃないと」「画面に出てきただけで涙がこぼれる」など、16年ぶりに剛洋を演じた富岡さんに感動する声が上がった。
富岡さんは今月16日、映画の初日舞台あいさつに登壇し、撮影のために15キロのダイエットをしたことを告白していた。(編集部・中山雄一朗)