『ナイブズ・アウト』監督、ブチ切れ…続編に前作タイトル入れられ「ムカついている」
ミステリー映画『ナイブズ・アウト』シリーズのライアン・ジョンソン監督が、続編『ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』(Netflixで独占配信中)のタイトルに関する不満を漏らした。
ダニエル・クレイグ演じる名探偵ブノワ・ブランが、難事件を次々と解明していく同シリーズ。1作目『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』(2019)は、製作費4,000万ドル(約54億円)で世界興行収入3億1,289万7,920ドル(約422億円)と大ヒットを記録。続編2本の配給権は、Netflixが約4億5,000万ドル(607億円)という超高額で獲得している。(数字は Box Office Mojo 調べ・1ドル135円計算)
The Atlantic のインタビューに応じたジョンソン監督は、続編のタイトルに『ナイブズ・アウト』(原題:A Knives Out Mystery)が含まれたことに腹を立てていると告白。「私はそれぞれが独立した作品になるように頑張ってきた。正直、タイトルに『ナイブズ・アウト』を入れられたことにムカついている。私は単純に『グラス・オニオン』と呼びたかった」「1作目を気に入ってくれた人に続編であることを分からせたいが、私が最も訴えたいのは、毎回1本の独立作品として並ぶことだ」と怒りをあらわにした。
同作は、Netflix配信を前に1週間限定で劇場上映された。小規模かつ短期間しか上映しないNetflixの方針についても、ジョンソン監督は「(劇場公開を)もっと長くしてもいいと思う。私はより長い期間、劇場で鑑賞したい」と物申している。(編集部・倉本拓弥)