年末年始に一気見したい韓ドラ5選!
2022年も動画配信サービスでは多数の韓国ドラマが配信された。年末年始に一気見したくなる、今年話題となったドラマ5作を紹介する。(編集部・梅山富美子)
「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」(全16話)
本作は、自閉スペクトラム症でIQ164の天才的な頭脳を持つ弁護士ウ・ヨンウが、一流の法律事務所「ハンバダ」の新人として働き始める物語。彼女は、仕事や私生活でさまざまな壁にぶつかりながらも奮闘し、成長する。ウ・ヨンウや彼女を取り巻く人々、一筋縄ではいかない依頼人によって、正しさや正義など一言では片づけられない問題が時にシビアに、時にユーモアを交えて描かれ、心温まるストーリーが話題となった。
同じくNetflixで配信中の「恋慕」でも注目を浴びるパク・ウンビンが、魅力的なウ・ヨンウを熱演。ほかにカン・テオ、カン・ギヨン、チュ・ヒョニョン、チョン・ベスなどが出演。Netflixのグローバルトップ10のテレビ(非英語)部門で9度1位を獲得するなど韓国国外でも大ヒットとなった。
「社内お見合い」(全12話)
韓国のWEB小説と“ウェブトゥーン”と呼ばれるWEBマンガを基にした本作は、大企業ジーオーフードのCEOカン・テムと、仕事熱心な社員のシン・ハリが惹かれ合う姿を描くラブコメディー。シン・ハリは、親友に頼まれて、縁談を壊す目的で彼女の代わりにお見合いに挑むが、その相手はなんとカン・テムで……という物語が展開する。
結婚を合理的に考えるカン・テムと、正体を隠しながら縁談断ろうとするシン・ハリ。最初はまったくかみ合わなかったが、お互いの魅力に気づいていく2人をアン・ヒョソプとキム・セジョンが好演したほか、カン・テムの秘書室長チャ・ソンフン(キム・ミンギュ)とハリの親友チン・ヨンソ(ソル・イナ)の恋模様も好評を博した。
「シュルプ」(全16話)
宮廷時代劇となる本作は、王妃ファリョンが、長男で勉学に秀でる世子(王の世嗣ぎ)、問題行動が目立つ息子(大君)たちのために奮闘する姿を描く。負けず嫌いな性格の彼女の前には、王の母である大妃(テビ)、王の座をめぐって野心を燃やすライバルたちが立ちはだかる。
Netflixシリーズ「未成年裁判」(全10話)で冷徹な判事役で強烈なインパクトを残したキム・ヘスが、王妃ファリョン役で圧巻の演技を披露し、貫禄を見せつけた。さらに、ソンナム大君役のムン・サンミン、ケソン大君役のユ・ソンホ、ウィソン君役のチャニ(SF9)、ポゴム君役のキム・ミンギと若いキャストたちも注目を浴びた。
「今、私たちの学校は…」(全12話)
韓国の人気ウェブ漫画を基にした本作は、韓国のとある小さな町が舞台。そこに住む1人の高校生がゾンビウイルスに感染し、ゾンビウイルスがまん延した高校に閉じ込められた生徒たちが、生き残るために力を合わせて戦う姿を描く。平和な日々から一転、生徒たちは、ゾンビから生き延びようと極限に追い込まれる。
映画『はちどり』、ドラマ「シスターズ」のパク・ジフ、子役から活躍するユン・チャンヨンのほか、チョ・イヒョン(「賢い医師生活」)、パク・ソロモン(「代理リベンジ」「僕たちの復讐ノート」)、イ・ユミ(「イカゲーム」)と期待の若手が多数出演。さらに、世界29か国で1位を獲得する大ヒットを記録した本作は、シーズン2も決定した。
「シスターズ」(全12話)
「ヴィンチェンツォ」のキム・ヒウォンが手掛けるサスペンス。貧しい暮らしを強いられてきたオ・インジュ(キム・ゴウン)、記者のオ・インギョン(ナム・ジヒョン)、芸術高校に奨学生として通うオ・イネ(パク・ジフ)の姉妹が、権力者の陰謀に巻き込まれながらも、自分の道を力強く生きていこうとするさまを描く。
緻密なストーリーと豪華な邸宅や衣装、キャストたちの怪演なども話題となった本作。また、「イカゲーム」に出演のウィ・ハジュンが、謎多き資金洗浄のプロ、チェ・ドイル役でミステリアスな魅力を放っていたほか、「ヴィンチェンツォ」のソン・ジュンギがカメオ出演した。
この5作品のほかにも、2022年は、「二十五、二十一」「私たちのブルース」「私の解放日誌」「39歳」「ナルコの神」「還魂」がNetflixで、「サウンドトラック#1」「ビッグマウス」「弁論をはじめます。」「ゴールデンスプーン」「わずか1000ウォンの弁護士」などがディズニープラスで配信となった。