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柳楽優弥「ガンニバル」で見せる狂気のキャラクター 誰もが秘める危うさ表現

村の異常性があらわになるにつれ、大悟も狂気にとりつかれていく……
村の異常性があらわになるにつれ、大悟も狂気にとりつかれていく…… - (C) 2022 Disney

 柳楽優弥主演で、二宮正明の同名漫画を実写化した、ディズニープラス「スター」のオリジナルシリーズ「ガンニバル」の配信がスタート。警察官でありながら「誰が見ても正しいヒーロー」ではないという主人公について柳楽がコメントを寄せている。

【動画】「ガンニバル」柳楽優弥×笠松将インタビュー

 柳楽が演じるのは、ある事件をきっかけに、外界から閉ざされた供花村(くげむら)に駐在として左遷された警察官・阿川大悟。犯罪とは無縁の田舎で、妻と娘と共に穏やかに暮らしていた大悟だが、「この村では人が喰われているらしい」という噂の真相を探るうちに村の暗部に触れ、徐々に秘めていた暴力性をあらわにする。

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 警察官としての信念や家族への思いから、時に一線を踏み越えてしまう、狂気が滲み出る役どころ。大悟について柳楽は、“誰が見ても正しいヒーロー”ではなく、また“わかりやすい主人公”ではないとも語る。劇中では、村人を相手に一歩も引かないすご味も見せるが「もしかしたらどんどん暴力的な面が見えてくる大悟を痛快に思う人もいるかもしれないですけど、そこを狙ってやっているわけでもなかったです」という。

柳楽のブチ切れ演技も見どころ(C) 2022 Disney

 そのうえで、大悟が見せる狂気は「わかりやすい正義というよりは、何かを守ろうとするときに生まれる『狂気』なんですね」という柳楽は、「そういう一線を越えてしまう危険性って、普通の人にもあると思うんです」と証言。「普通に見える人ほど何かを隠し持っているかもしれないっていう不安というか、面白さですよね。そういうものもこのドラマにはあると思います」と本作の魅力を語っている。

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 監督は『さがす』(2021)、『岬の兄妹』(2018)で人や社会の抱える闇を浮き彫りにし、国内外から注目を浴びた片山慎三。柳楽は「人間の弱さや心の闇を包み隠さず、きれいごとにせず、表現される。そこがすごくうまい監督ですね」と語っており、次第に明かされる閉鎖的な村の異常性と共に、大悟自身の狂気をめぐる物語も見どころとなりそうだ。

 笠松将吉岡里帆倍賞美津子ほか豪華キャストが脇を固める本作。脚本は『ドライブ・マイ・カー』などの大江崇允が手掛ける。(編集部・入倉功一)

ドラマ「ガンニバル」はディズニープラス「スター」で独占配信中

柳楽優弥が変なステップを?「ガンニバル」柳楽優弥×笠松将インタビュー » 動画の詳細
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