AI人形の行き過ぎた愛情が惨劇を起こす…ホラー『M3GAN』が予想を上回るヒット
全米ボックスオフィス考
先週末(1月6日~1月8日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、AI人形の行き過ぎた愛情が引き起こす惨劇を描いたホラー映画『M3GAN/ミーガン』が興行収入3,042万9,860ドル(約41億円)で2位デビューを果たした。(数字は Box Office Mojo調べ、1ドル135円計算)
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オープニング興収は1,700万ドル~2,000万ドル(約23億円~27億円)程度と予想されていたものの、それを大きく上回る好発進だ。ホラーのヒット作を連発してきた制作会社ブラムハウス・プロダクションズと『ソウ』『インシディアス』『死霊館』などのジェームズ・ワンが再タッグを組み、ワンは原案とプロデューサーを担当。批評家及び観客からの評価も高いため、息の長い興行が期待されている。
「M3GAN(ミーガン)」とは、子供にとって最高の友達であり、親にとって最大の協力者となるようにプログラムされた、まるで人間のようなAI人形の名前。その開発者であるジェマ(アリソン・ウィリアムズ)は、交通事故で両親を亡くし孤児となった姪のケイディを引き取ることになり、ミーガンに対し「あらゆる出来事からケイディを守るように」と指示するが、それが想像を絶する事態を招くことになる。監督はジェラード・ジョンストーン、脚本は『マリグナント 狂暴な悪夢』のアケラ・クーパー。
1位は、興収4,583万8,986ドル(約62億円)を上げた『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』だった。公開から4週連続の首位で、累計興収は5億1,762万8,365ドル(約699億円)に達している。拡大公開となったトム・ハンクス主演作『ア・マン・コールド・オットー(原題) / A Man Called Otto』は、18位から4位にジャンプアップした。同作は、高く評価されたスウェーデン映画『幸せなひとりぼっち』のハリウッドリメイク版だ。(編集部・市川遥)
1月6日~1月8日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(1)『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』
2(初)『M3GAN/ミーガン』
3(2)『長ぐつをはいたネコと9つの命』
4(18)『ア・マン・コールド・オットー(原題) / A Man Called Otto』
5(3)『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』
6(4)『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』
7(7)『ザ・ホエール』
8(5)『バビロン』
9(6)『バイオレント・ナイト』
10(8)『ザ・メニュー』