広瀬すず＆永瀬廉共演ドラマ、当初は違うタイトルだった！脚本家・北川悦吏子が明かす
1月期TBS火曜ドラマ「夕暮れに、手をつなぐ」（1月17日スタート、毎週火曜夜10時～※初回15分拡大）の制作発表会見が14日、赤坂・TBS放送センターで行われ、脚本家の北川悦吏子が広瀬すずと永瀬廉（King & Prince）のキャスティングをふまえてドラマのタイトル、ストーリーを変更したことを明かした。会見には広瀬、永瀬のほか遠藤憲一、夏木マリも登壇した。
本作は、九州の片田舎で育った野生児のような空豆（広瀬）と、音楽の道を目指す都会育ちの青年・音（永瀬）、ひょんなことから一つ屋根の下で暮らす二人の日々を描くラブストーリー。23歳のまだ何者でもない二人がそれぞれ夢を追い、笑いあい、時にケンカしながら支え合っていく。オリジナル脚本を、大ヒットドラマ「ロングバケーション」「愛していると言ってくれ」などのラブストーリーの名手として知られる北川悦吏子が手掛けた。
司会者に「夕暮れに、手をつなぐ」というタイトルに込めた思いを尋ねられた北川は、「最初は『夜に手をつなぐ』というタイトルを考えていたんです」と告白。「若者の話を書きたいという気持ちが尽きないんです、なぜかはわからないけど。今の若いこって夜なのかなって感じがして。夜に孤独な若者たちが手をつなぐ話。それが手をつなぐという具体じゃなくても、感覚的にLINEとかあるじゃないですか。そういう青春ラブストーリーをやりたいと考えていたんです」と当初のプランを説明する。
「そのときに（ヒロインが）広瀬すずさんというのは思っていたんです。『夜に手をつなぐ』はもっと暗い役だったんです、自分の頭の中では。そうじゃなくて、この人にもう少しはつらつとして、でも哀しいというのがちょっとだけ垣間見える方がいいかなとだんだん気持ちが変わってきたときに相手役は誰だろう、廉くんやってくれないかなと。実は、キンプリが出たときから廉君がいいなと思っていたんですけど、二人のカップリングがいいなと思ったとき、すずちゃんと廉くんだったら夕暮れだったんです。それで、『夕暮れに、手をつなぐ』というタイトルにして、ストーリーをがらりと変えたんです」と現在のタイトルに至った経緯を明かした。
初めて聞くエピソードに永瀬は驚き、「えー、じゃあ僕ら二人がタイトルまで変えてストーリーも……。うわぁ、すげぇ！」と感激。北川は「廉くん左利きなんですよ。（音も）左利きっていうことでエピソードを作っているんですね。そういうこと今までなかったでしょう？（うなずく永瀬）。それはわたしにとってすごく重大なことで、左利きの男の子と出会うってことと、右利きの男の子と出会うことって、ラブストーリーにおいて全然違うと思ったので。それはエピソードに入れなきゃとか、そういうふうにあてがきをしています。それは遠藤さんも夏木さんも同じです」とこだわりを語り、夏木演じる下宿のオーナー・響子の名は高橋留美子の漫画「めぞん一刻」のヒロインからとったことを明かしていた。（編集部・石井百合子）