「どうする家康」“岡田信長”のドSっぷりに沸く
15日に放送された大河ドラマ「どうする家康」(NHK総合ほか)第2回では、松本潤演じる松平元康(のちの徳川家康)と、岡田准一演じる織田信長の出会いが描かれ、サディスティックな信長に視聴者は大盛り上がり。タイトルのほか「岡田信長」「本多忠勝」「岡田准一」「角ちゃん」「里見浩太朗」「織田信長」など複数の関連ワードがTwitterトレンド入りした(※一部ネタバレあり。
本作は「リーガルハイ」や「コンフィデンスマンJP」シリーズなどの古沢良太のオリジナル脚本により、三河の田舎大名だった徳川家康が、さまざまな重責を負い選択を迫られる中で成長していく物語。第2回「兎と狼」では、今川義元(野村萬斎)が織田軍に討たれてからの展開。織田軍に包囲された元康は、残って織田と戦うのか、逃げるのかの選択を迫られる。元康は瀬名(有村架純)の待つ駿府に帰ろうとするが、家臣たちは故郷の三河に戻りたいと猛反対。松平昌久(角田晃広)の奇襲により鳥居忠吉(イッセー尾形)が重傷を負うなどピンチに陥った松平軍は、松平家を見守ってきた登譽(とうよし)上人(里見浩太朗)が住職を務める岡崎の大樹寺に逃げ込む。
なぜ信長はあっさり引き下がったのか。元康の家臣・石川数正(松重豊)いわく、「我らをすくみあがらせるため」。第1回のラストでは、不敵な笑みを浮かべた信長が「待ってろよ、俺の白ウサギ」とつぶやいたことからSNSでは「俺の白ウサギ」のワードで盛り上がっていたが、第2回では12年前の竹千代(家康の幼年期・川口和空)と信長の出会いが描かれた。おどおどと怯える竹千代に、信長は「かわいいのう……」「食ってやろうか」と嬉々とした様子。来る日も来る日も信長にいたぶられ、投げ飛ばされる竹千代が「地獄じゃ……」とつぶやくと、信長は「その通り。この世は地獄じゃ」とせせら笑った。
一方で、信長の父・信秀(藤岡弘、)に竹千代が首をはねられそうになると、「こやつはわしのおもちゃじゃ。勝手なことをされては困る」と信長がかばう場面も。
12年前の信長は長髪、赤装束というスタイルで、SNSでは圧倒的に強くサディスティックな信長に「怖い…」「クレイジー」「カッコいい」などと沸いていた。
第2回ではのちに家康の側近となる榊原康政(杉野遥亮)が初登場。自害しようとしていた元康に「厭離穢土欣求浄土」の真の意味を説く重要な場面があった。同じ場面で、厳しくも切実な言葉で元康を揺さぶる本多忠勝(山田裕貴)の勇姿も注目を浴びた。(編集部・石井百合子)