南沙良、人気RPG実写版で吹替初挑戦 ほぼNGなしで音響監督も太鼓判
女優の南沙良が、人気ロールプレイングゲーム(RPG)を実写化した映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』(3月31日全国公開)で、吹替声優に初挑戦することが明らかになった。主人公の仲間となる自然の化身・ドリック(ソフィア・リリス)役を担当する。
【動画】『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』予告編
「ダンジョンズ&ドラゴンズ」は、冒険者のプレイヤーが他の冒険者とチームを結成し、怪物たちと戦いながら宝物を見つけ出す世界初のRPG。『スパイダーマン:ホームカミング』原案のジョン・フランシス・デイリー&ジョナサン・ゴールドスタインが監督・脚本を務めた映画版は、吟遊詩人で盗賊の主人公・エドガン(クリス・パイン)が、戦士(ミシェル・ロドリゲス)、魔法使い(ジャスティス・スミス)、聖騎士(レゲ=ジャン・ペイジ)などを仲間に加えて、世界を脅かす巨大な悪の陰謀に立ち向かう。
南が担当するドリックは、“ティーフリング”と呼ばれる人間とモンスターとのダブルで、可憐な見た目から一転、獰猛なアウルベアに変身する能力を持つ。配給元の東和ピクチャーズ担当者は「南さんの独特な雰囲気が、ドリックの役柄に素晴らしい化学反応を起こしてくれると思った」と起用理由を説明している。
人生初のアフレコは緊張感のある収録になるかと思いきや、声優初挑戦と思えないほどスムーズに進み、ほとんどNGなしで終了。日本語吹替版の演出・音響監督を担当する依田孝利も、「最初のシーンの長セリフをすぐにクリアしてくれたから、その時点で『あー行けるだろうな』と思いました。細かい指示はもちろん出しましたけど、すごくやりやすかった」と太鼓判を押した。
吹替声優に抜てきされた南は、「なにより憧れの声優のみなさんと共演できたことが恐縮です……。またオリジナルでドリックを演じているソフィア・リリスさんとは同い年なので、ご縁を感じました」とコメント。「普段あまり洋画を観ない方にも自信を持っておすすめできるアクションファンタジー映画です。 是非ご覧ください」とアピールした。
吹き替え声優は南のほか、武内駿輔、甲斐田裕子、木村昴、中村悠一、逢田梨香子、森田順平、沢城みゆき、岩崎ひろしが決定している。(編集部・倉本拓弥)