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大賞は『ケイコ 目を澄ませて』毎日映画コンクール最多5冠

日本映画大賞に選ばれた『ケイコ 目を澄ませて』
日本映画大賞に選ばれた『ケイコ 目を澄ませて』 - (C)2022 映画「ケイコ 目を澄ませて」製作委員会/COMME DES CINEMAS

 第77回毎日映画コンクールの受賞結果が19日、発表され、岸井ゆきの主演の『ケイコ 目を澄ませて』(公開中)が日本映画大賞に選ばれた。

打ちのめされても…岸井ゆきの『ケイコ 目を澄ませて』予告編

 毎日映画コンクールは1946年、日本の映画産業の振興に寄与し、国民に映画の楽しさを広く伝えることを目的に、毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社によって創設された映画賞。

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 『ケイコ 目を澄ませて』は、聴覚障害のある元プロボクサー・小笠原恵子さんの自伝を原案に、生まれつき耳の聞こえない主人公・小河ケイコ(岸井)と、視力を失いつつあるトレーナー(三浦友和)の絆を描いたドラマ。厳しいトレーニングを重ねてボクサー役に挑んだ岸井は、女優主演賞に選出。そのほか、監督賞(三宅唱)、撮影賞、録音賞など最多5冠を獲得した。

 岸井は「日々の私を見守ることで懸命に支えてくださり、映画ができていく瞬間を共にした大切な仲間です。このような賞を一緒に受賞できたことを心から嬉しく思います」と喜びのコメントを発表。また、三宅監督も「岸井さんの受賞、そして月永さんと川井さんの受賞がとても嬉しいです。作品賞については、個別の部門が設定されてはいない各部のプロフェッショナルな仕事のすべてが結実したものとして勝手に受け止めさせていただき(総スケ賞、弁当賞、雨降賞 etc.)、素晴らしい役者たち、スタッフたちとともに働くことができたことを誇りに思います」とコメントを寄せた。

 男優主演賞には『土を喰らう十二ヵ月』の沢田研二、男優助演賞には『ある男』の窪田正孝、女優助演賞には『さがす』の伊東蒼が選ばれた。

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 表彰式は、2月14日にめぐろパーシモンホールで開催が予定されている。主な受賞結果は以下の通り。(編集部・入倉功一)

日本映画大賞:『ケイコ 目を澄ませて』

日本映画優秀賞:『夜明けまでバス停で

外国映画ベストワン賞:『ベルファスト

男優主演賞:沢田研二『土を喰らう十二ヵ月』

女優主演賞:岸井ゆきの『ケイコ 目を澄ませて』

男優助演賞:窪田正孝『ある男』

女優助演賞:伊東蒼『さがす』

スポニチグランプリ新人賞(男性):番家一路『サバカン SABAKAN

スポニチグランプリ新人賞(女性):嵐莉菜『マイスモールランド

監督賞:三宅唱『ケイコ 目を澄ませて』

脚本賞:早川千絵『PLAN 75

撮影賞:月永雄太『ケイコ 目を澄ませて』

美術賞:今村力、新田隆之『死刑にいたる病

音楽賞:青葉市子『こちらあみ子』 

録音賞:川井崇満『ケイコ 目を澄ませて』 

アニメーション映画賞:『高野交差点』

大藤信郎賞:『犬王』(湯浅政明監督)

ドキュメンタリー映画賞:『スープとイデオロギー』(ヤン ヨンヒ監督)

TSUTAYA DISCAS映画ファン賞・日本映画部門:
チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~

TSUTAYA DISCAS映画ファン賞・外国映画部門:『トップガン マーヴェリック

田中絹代賞:寺島しのぶ

特別賞:中島貞夫(映画監督)

岸井ゆきの×三宅唱監督『ケイコ 目を澄ませて』涙あふれる予告編 » 動画の詳細
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