『ONE PIECE FILM RED』ついに終映へ　声優シャッフルでラストイベント大盛り上がり！

　明日29日、終映を迎える映画『ONE PIECE FILM RED』のフィナーレ大宴が28日に都内で行われ、声優を務めた田中真弓、中井和哉、岡村明美、山口勝平、大谷育江、山口由里子、矢尾一樹、チョー、宝亀克寿、名塚佳織が登壇し、本作にまつわるエピソードを語ったほか、台詞のシャッフルでイベントを大いに盛り上げた。

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　本作は、全世界の累計発行部数が5億1,000万部を超える尾田栄一郎の超人気コミックをテレビアニメ化した作品の劇場版第15弾。映画オリジナルキャラクターとなる歌姫・ウタをめぐる物語が展開される。

　昨年2022年8月6日に公開されロングランとなり、2023年1月10日までに観客動員数1,379万人、興行収入190億円を突破。この快挙にルフィ役の田中は「こんなことは人生の中でも初めてだし、アニメ映画の中でも最長ですよね」としみじみ。チョーが「次の映画、プレッシャーになりますね」と予想すると、田中も「みなさん当分やれませんよ」と同調した。

　そんな本作を、田中は大谷、山口由里子とともに、矢尾に教えてもらったというセレブな劇場で鑑賞したそうで、大谷は「すごーいお金を出すと、すごーいシートで飲み食いもできる」と明かすと、田中も「おかわりもこういう人（スタッフ）が（跪いて）持ってきてくれる。びっくりしたね」と目を丸くし、初体験を喜んだ。

　また、田中は昨年7月に行われた「ワールドプレミア in 日本武道館」での「特効（特殊効果）さんとの攻防」が思い出深いと吐露。田中が「開幕だ！」と叫ぶとテープが舞い散るという演出があったのだが、田中が「仲間だ！」と間違えたため、「特効さんがすごい真剣に『違う』という目をして、わたしも『いや、（早く特効）出せよ』とすごい見合っちゃって」と静かなバトルがあったことを動きをつけて説明し、会場の笑いを誘った。

　するとゾロ役の中井も、同イベントで起こった「ヤラセバトル」を紹介。登場する際、サンジ役の平田広明から「俺ら二人がいがみ合うとみんな喜ぶから、睨み合いをしようぜ」と提案されたという。中井は登場順に開きがあったものの、「すっごいUターンして、意味もわからず睨みつけるという謎の動きを強いられました」と暴露。しかし、ネットニュースになったことはうれしかったようで、「さすが先輩」と敬意を示していた。

　この日は、キャラクターの名台詞をシャッフルして披露する企画もあり、「青二（プロダクション）のジャニーズ」とイジられる中井が可愛くウタ、矢尾が妙になまめかしくナミ、名塚がキザにサンジ、田中と宝亀はルフィとジンベエを交換するなど、全員が挑戦。貴重なシーンに会場は大いに沸き、フィナーレを飾るにふさわしいイベントなった。（錦怜那）