オードリー若林・南キャン山里の半生がドラマ化「だが、情熱はある」4月スタート【コメント全文】
漫才ユニット「たりないふたり」として活動した、オードリー・若林正恭と南海キャンディーズ・山里亮太の半生をドラマ化する「だが、情熱はある」が、日本テレビ系4月期の新日曜ドラマ(毎週日曜よる10時30分~)として放送されることが決定した。若林、山里を演じるキャストなどは近日発表される。
嫉妬や妬み、湧き上がる負の感情を燃料に、必死にもがく日々のなかで出会った若林と山里。漫才コンビ「たりないふたり」を結成し、自分の「負」に向き合い、自分の「足りなさ」を「お笑い」に昇華していったふたりは、結成12年で解散の時を迎える。伝説となった、コロナ禍の解散無観客ライブの日に彼らが見た景色とは。ふたりを取り巻く家族や仲間など「そのすべてが実話」で描かれる。
ドラマ化の一報は、昨夜放送された、若林と水卜麻美アナウンサーがMCを務め、山里がスペシャルゲストとして出演したバラエティー「午前0時の森」で発表。番組終盤、サプライズでドラマ化情報を手渡された水卜アナは、あぜんとしながらも喜びをにじませた。
若林と山里のエッセイのファンだったという河野英裕プロデューサーは、ドラマ化の経緯について「『事実は小説より奇なり』を地でいくふたりの人生には、笑いと切なさと、そして情熱があふれていました。ふたりが出演するテレビや漫才、ラジオ、雑誌やネットの記事を追いかけ、知れば知るほどより多くの人に、ふたりを伝えたいと思いました」と明かし「こんなに面白いふたりの実話です、ドラマがつまらないわけにはいきません。スタッフ・キャスト一同『だが、情熱はある』と燃え、めちゃくちゃ面白いドラマをお届けします!」と意気込む。
若林は「地上波テレビで人様にお見せ出来るような人生ではないと尻込みましたが、ご縁に身を任せて拙著を送り出しました」とコメント。山里は「見せてはいけない僕もたくさんあると思います、どうか嫌われませんように…今はそれを祈るばかりです。もし、うわっと思われるとしても1人じゃない! オードリーの若林くんも描かれるので、これは安心です」と語っている。
脚本は「泳げ!ニシキゴイ」の今井太郎、演出は狩山俊輔、伊藤彰記が務める。若林、山里のコメント全文、ドラマのストーリーは以下の通り。(編集部・入倉功一)
若林正恭コメント
地上波テレビで人様にお見せ出来るような人生ではないと尻込みましたが、ご縁に身を任せて「日テレさんにかわいがってもらいなさい」と二冊の拙著を送り出した次第です。
山里亮太コメント
山里の人生がドラマに? 誰の好奇心もくすぐらないのではないでしょうか? でも、このドラマのチームの言葉を聞いて、初めて僕の人生を見てほしいと思えました。見せてはいけない僕もたくさんあると思います、どうか嫌われませんように…今はそれを祈るばかりです。もし、うわっと思われるとしても1人じゃない! オードリーの若林くんも描かれるので、これは安心です。色々たりない僕たちがどんなふうに皆様に伝わるのか? 僕も今から楽しみで仕方ありません。どうぞよろしくお願いします。
「だが、情熱はある」ストーリー
2021年5月31日。世にコロナウイルスがまん延する中、若林正恭と山里亮太は、無観客配信ライブのステージに立とうとしていた。それぞれ「オードリー」「南海キャンディーズ」として活動しながらも、コンプレックスを抱える者同士で新しいネタを見せようと結成した漫才コンビ「たりないふたり」。今日はその解散ライブだ。
2人が居酒屋で初めて顔を合わせたのは、それより12年も前のことだ。入店して10分以上たつのに、お互いメニューを見たまま何も話さない。というか話せない。このとき若林は思っていた…「初めての会話は慎重にいかないと」。
そんなふうに自意識過剰で人見知りな性格になってしまったのは、5歳の頃、ある人物から掛けられた「呪いの言葉」のせいだ。一方、山里は思っていた…「そっちが話し始めるまで口開かねえからな」。山里が勝手に被害妄想を膨らませて攻撃的になってしまうのは、小学生の頃から母が唱え続けている「呪文」のせいだ。2人とも幼い頃に確立されたそのねじ曲がった性格故に、人と関わることが極端に苦手…。そんな2人が、そもそもどうしてお笑い芸人になったのか…。それは、お互い高校時代に経験した、ある事件がきっかけだったーー。
自分が何者か分からない、でも何者かになりたい…。極度に人見知りな超ネガティブ男と、被害妄想と嫉妬に狂う男が、いばらの道をもがき苦しみながら突き進む! 道に迷う全ての人に送る、笑いと涙の青春サバイバルストーリーが幕を開ける!!