「舞いあがれ!」悠人兄ちゃん・横山裕のあふれる思いにネットもらい泣き【ネタバレ】
7日放送のNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」(月~土、総合・午前8時~ほか)第88回では、ヒロイン舞(福原遥)の兄・悠人(横山裕)が涙ながらに胸中を吐露。視聴者は悠人の素直な気持ちに触れ、もらい泣きするなど、感動が広がった。
朝ドラ・第107作目の「舞いあがれ!」は、1990年代から現在の東大阪と長崎・五島列島が舞台。空を飛ぶ夢に向かっていくヒロインの挫折と再生を描くオリジナルドラマで、脚本は桑原亮子、嶋田うれ葉、佃良太が担当。さだまさしが語りを務め、back number の主題歌「アイラブユー」がドラマを彩る。(以下、ネタバレあり)
久留美(山下美月)の父・佳晴(松尾諭)が雨の中、公園で倒れている悠人に気づき、自宅へ連れて帰るところから始まった第88回。低体温症であることに気づいた久留美が看護師らしく冷静に対処していると、舞と母・めぐみ(永作博美)が迎えにやってくる。ぶっきらぼうな悠人に対し、久留美が「おばちゃんも舞も、悠人さんのこと、どんだけ心配してたか。その気持ち、ちょっとは考えてください。大事な人がしんどい時に、何もでけへんのって、ほんまにつらいんですよ」と苦言を呈する場面もあった。
その後、自宅へ戻った悠人・舞・めぐみの3人。悠人は「とんでもない損失出して、なんとかせなって、インサイダー情報に飛びついてもうた」と真相を告白した。そんな悠人に舞は、父・浩太(高橋克典)が書いていたノート「歩み」を見せる。そこで初めて「たいしたもんや。悠人には投資の才能があるのやろ。その才能を努力して伸ばしてきたんやな。立派やと思う」と自分に対する父の思いを知った悠人。そして、父が自分のことをわかろうしてくれていたことを知り、仏壇の遺影に向き合った。悠人は、前に舞が言っていたことを思い出し「なくなったもんは二度と取り戻されへん。後から悔やんだって遅いんやって。それ、ほんまやったわ。仕事も信用も、おやじと話し合うチャンスも、どんだけ後悔したって二度と取り戻されへん。おやじ、ごめんな。ごめんな」と泣き崩れた。
初めて胸の内を明かすことのできた悠人の姿に、視聴者も号泣。悠人の気持ちに寄り添い、「心がギュッとなった」「朝から泣いた」「素晴らしい回だった」などの声がネット上に寄せられた。(清水一)