殺人鬼ドラマ「デクスター」前日譚&複数スピンオフシリーズが企画中
悪人専門のシリアルキラーを描いた海外ドラマ「デクスター ~警察官は殺人鬼」の前日譚(たん)など、複数のスピオンオフシリーズが企画されていると、Deadlineほか各メディアが報じた。
「デクスター」は、抑えきれない殺人衝動を抱える主人公デクスター・モーガン(マイケル・C・ホール)が、鑑識官として働きながら、人知れず犯罪者を始末する姿を描くドラマシリーズ。2006年から2013年にかけて米ケーブル局Showtimeで放送され、最終回の10年後を描くリミテッドシリーズ「デクスター:ニュー・ブラッド」が2021年に放送された。
前日譚となる「デクスター:オリジンズ(原題)Dexter: Origins」は、マイアミを舞台に、当時実在した殺人鬼のエピソードも取り入れながら、若き日のデクスターを描くストーリー。さらに、「デクスター:ニュー・ブラッド」に成長した姿で登場した、デクスターの息子ハリソンにフォーカスしたシリーズや、ジョン・リスゴーが演じた殺人鬼“トリニティ・キラー”など、視聴者に絶大なインパクトを残したキャラクターのオリジンを描くスピンオフも企画されているという。脚本・製作総指揮としてシーズン4までシリーズに携わり、「ニュー・ブラッド」も企画したクライド・フィリップスがシリーズ全体を監督する。
The Hollywood Reporter によると、一連の計画は、Showtimeを監督する、米パラマウント・グローバルの重役クリス・マッカーシーによるもの。クリスは、ドラマ「イエローストーン」のフランチャイズを、アメリカのストリーミングサービスParamount+で成長させたことでも知られており、「デクスター」だけでなく、ドラマ「ビリオンズ」のスピンオフも企画しているという。(西村重人)