実写映画『トムとジェリー』吹き替えキャストは?金ローで地上波初放送!
日本テレビ系「金曜ロードショー」(夜9時~10時54分)で2月10日に地上波初放送される実写映画『トムとジェリー』。本作に登場するキャラクター、吹替えキャストを振り返ってみた。
多才だけどお調子者でドジなネコのトムと、外見は可愛いがずる賢くて容赦ないネズミのジェリーの物語を、アニメと実写のハイブリッドで映画化する本作。とあるニューヨークの一流ホテルで催される、世界が注目するセレブカップルの「世紀のウェディングパーティー」で巻き起こる騒動を活写する。監督を、映画『ファンタスティック・フォー』シリーズ(2005・2007)や『シャフト』(2019)などのティム・ストーリーが務めた。
ホテルの臨時スタッフ、ケイラ(クロエ・グレース・モレッツ)は水瀬いのり。成功を夢見てニューヨークに出てきた彼女は半年間で4回目の解雇に遭い、“世紀の結婚式”を控える名門ホテル、ロイヤル・ゲート・ホテルに臨時スタッフとして採用される。いたずら好きのジェリーがホテルに引っ越してきたことから、“ネズミ対策”として猫のトムをボーイとして雇うが……。
ケイラを阻むホテルのイベント関係の支配人テレンス(マイケル・ペーニャ)は木村昴。疑り深く、腹黒い。ケイラを陥れるためにトムとジェリーのバトルをけしかける。
ケイラを採用するホテルのオーナー、ミスター・ドゥブロー(ロブ・ディレイニー)は大塚芳忠。ホテルスタッフのジャッキー(ケン・チョン)は千葉繁。「世紀のウェディングパーティー」の新婦プリータ(パラヴィ・シャルダ)は坂本真綾。新郎ベン(コリン・ジョスト)は日野聡。ケイラの理解者でホテルのバーテンダー、キャメロン(ジョーダン・ボルジャー)は浪川大輔。ベルガールのジョイ(パッツィ・フェラン)は新谷真弓。
ニューヨークのストリートで幅を利かす、どらネコ一味のボス、ニッキー・ジャムは青山穣。新郎ベンが飼っている気性の荒いブルドッグ、スパイクは三宅健太。
トムが判断に迷ったとき、ささやくような声で良心的な選択肢を提示する“天使トム”は霜降り明星のせいや。トムの意地をつつくような口調でジェリーへの執念をたきつける“悪魔トム”は霜降り明星の粗品。飯豊まりえが鳩DJ、公園にいる女性を担当している。
本作は、先に撮影された実写シーンにアニメーションを合成して制作。アニメーションチームは総勢29人。初代のアニメーターのギャグの間合いを研究しながら作成した原画は、2万5,000以上。また、メンバーの中には『ロジャー・ラビット』や『SPACE JAM/スペース・ジャム』などのアニメーションと実写のハイブリッド映画を手がけたアニメーターも参加している。
なお、2月10日は「トムとジェリーの誕生日」と制定されており、1940年2月10日に第1作となる短編作品『上には上がある』(原題:Puss Gets The Boot)が劇場公開された。アカデミー賞短編アニメ賞にノミネートされ、以降の作品も計7回の短編アニメ賞に輝いた。(編集部・石井百合子)