広瀬香美、ミシェル・ヨー目標に「力強い女性目指す」映画『エブエブ』イメージソング熱唱
歌手の広瀬香美が16日、都内で行われた映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』の公開直前ライブ付きイベントに出席、日本版イメージソングとなる「プレミアムワールド」を生披露し、本作で主演を務めるミシェル・ヨーのような女性を目指したいと力強く宣言していた。イベントにはお笑い芸人のこがけん、3人組ボーイズグループのパワーパフボーイズも参加した。
『ムーンライト』『ミッドサマー』などのA24が製作した本作は、優柔不断な夫・ウェイモンド(キー・ホイ・クァン)、反抗期の娘、頑固な父と暮らしながら破産寸前のコインランドリーを切り盛りする主人公エヴリン(ミシェル・ヨー)が、並行世界で驚異的な身体能力を経て、人類を救う戦いに挑むSFアクション。第95回米アカデミー賞において、最多となる10部門11ノミネートを果たしている。
日本版イメージソングの「プレミアムワールド」は、昨年アーティスト活動30周年を迎えた広瀬が、「挑戦」をテーマに、これまでやってこなかったようなことにチャレンジしようという思いから作り上げたという楽曲。
「ようやくリリースができたなと思ったところ、映画のタイアップの話が来たんです」と明かした広瀬は、最初こそ「なんでだろう」と思ったというが、映画を観て「世界観がこの曲とぴったりで。この映画のために作った曲だったっけ……と思ったぐらい」と告白。映画とのコラボレーションが必然だったのかと思えるほど「しっくりきた」という。コラボにあわせた、主演のミシェルと広瀬が並んだポスタービジュアルには、2人が「似ている」という評判もあるといい「めちゃくちゃ光栄です。あんな力強い女性を目指したい」と語っていた。
この日は本曲のミュージックビデオの振り付けを担当したというパワーパフボーイズと共に「プレミアムワールド」を生披露。ハイトーンボイスで歌い上げた広瀬は、楽曲について「曲調も踊ることも初めてのチャレンジでした」と満足そうな表情を浮かべていた。
主演のミシェル・ヨーは、本作の演技でアジア人初となるアカデミー賞主演女優賞へのノミネートや、第80回ゴールデングローブ賞で主演女優賞を獲得。「ゴールデングローブ賞でのスピーチは、彼女が日々培ってきた努力や苦労がとても感じられた。ミシェルさんの作品を観ていると、なんでも自分のものとして進んでいき、期待を上回る活躍をされている」とミシェルを絶賛した広瀬は「わたしも30年、この仕事をしていますが、ミシェルさんを見本に、いつまでもチャレンジしていくアーティストとして成長していきたい」と未来を見据えていた。(磯部正和)
映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』は3月3日よりTOHOシネマズ日比谷ほかにて全国公開