今夜「情熱大陸」で森且行の2年間が明らかに…衝撃の大事故、両足麻痺を乗り越えて執念の復帰へ
19日夜11時からのMBS・TBS系「情熱大陸」では、元SMAPのオートレーサー・森且行編が放送される。日本一の栄冠から一転、衝撃の大事故による両足の麻痺を乗り越え、執念の復帰に挑む森の2年間を追った。
SMAP脱退時に誓った“オートレース日本一”。森はアイドルから転身後24年目にしてその夢を果たしたが、悲劇が起きたのはその直後だった。レース中の落車事故で、多発肋骨骨折、肺挫傷、肺血胸、骨盤骨折、腰椎破裂骨折の重傷を負ってしまったのだ。医師が「折れた骨が5ミリずれて血管を突き破っていたら、1時間以内に死んでいたかもしれない」と言うほど、命が危ぶまれる深刻な事態だった。間近で見守ってきた兄も「神経の損傷で一生歩くことができないかもしれない」と一時は覚悟を決めた。
だが森は、諦めなかった。大量のボルトを埋め込んだ体は歩けるようになっただけでも“奇跡”だが、森の視線はさらに先にあり、「もう一度、オートレーサーに復帰する」と死ぬ一歩手前の大けがをしてなお、最高時速150キロの勝負の世界へ戻ると誓った。50歳目前にして、両足に麻痺が残りながらアスリートの第一線へ復帰を目指すことなど、常識では考えられないことだ。
心が折れそうになりながら取り組んだ壮絶なリハビリ。久しぶりにまだがったバイクを思うように操れない苛立ち。再起を諦めないのは、あの仲間たちの応援があったから……。番組では、約2年に及ぶ壮絶なリハビリを経て、地元・川口オートレース場での復帰を目指す森の姿に迫っている。(朝倉健人)