英国アカデミー賞『西部戦線異状なし』が作品賞など最多7部門受賞!
現地時間19日、第76回英国アカデミー賞(BAFTA)授賞式が行われ、Netflixのドイツ映画『西部戦線異状なし』が作品賞、監督賞、脚色賞、非英語作品賞、撮影賞、作曲賞、音響賞の最多7部門受賞を果たした。
『西部戦線異状なし』は第1次世界大戦のドイツ軍兵士の姿を描き、映像化もされてきたエリッヒ・マリア・レマルクによる小説を基にした戦争ドラマ。意気揚々と出兵した17歳の若者が、戦場の現実を目の当たりにする姿を追う。『ぼくらの家路』などのエドワード・ベルガー監督作。非英語作品での7部門受賞はBAFTA史上最多だ。これまで記録を保持してきたのは、イタリア映画『ニュー・シネマ・パラダイス』(1988)で5部門受賞だった。
『西部戦線異状なし』に続いたのが、『エルヴィス』と『イニシェリン島の精霊』でそれぞれ4部門受賞だった。(編集部・市川遥)
第76回英国アカデミー賞の主な受賞結果は以下の通り
■作品賞
『西部戦線異状なし』
■監督賞
エドワード・ベルガー 『西部戦線異状なし』
■主演男優賞
オースティン・バトラー 『エルヴィス』
■主演女優賞
ケイト・ブランシェット 『TAR/ター』
■助演男優賞
バリー・コーガン 『イニシェリン島の精霊』
■助演女優賞
ケリー・コンドン 『イニシェリン島の精霊』
■非英語作品賞
『西部戦線異状なし』
■アニメ映画賞
『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』
■イギリス映画賞
『イニシェリン島の精霊』