「大奥」綱吉、衝撃の結末にネットで考察展開
よしながふみ原作のNHKドラマ「大奥」(毎週火曜よる10時~10時45分)の「五代将軍綱吉・右衛門佐編」第7回が21日に放送され、綱吉がたどる衝撃的な行く末や、三角関係を繰り広げた仲里依紗、山本耕史、倉科カナの名演が反響を呼んだ(※ネタバレあり。第7回の詳細に触れています)。
第7回では相変わらず父・桂昌院(竜雷太)に子作りを強要される綱吉(仲里依紗)の苦しみと、綱吉を見守る右衛門佐(山本耕史)の純愛が描かれた。江戸市中で赤穂事件や生類憐みの令も手伝って綱吉の評判が下落するなか、綱吉は歳を重ね子を産めない体になってもなお男たちの相手をせねばならない屈辱に耐えていたが、ある晩、綱吉の命を脅かす事件が勃発した。
~以下ネタバレあり~
皮肉なことにその事件が引き金となり、右衛門佐は綱吉と一夜を共にし、長年の夢を叶えることに。しかし、それは綱吉に「生涯仕える」と誓った側用人・柳沢吉保(倉科カナ)には耐えがたい現実。右衛門佐と“永遠の別れ”を経たのち、うなされ右衛門佐の名を呼んでいた綱吉に、吉保は身を切る思いである行動に出た。
吉保は綱吉を独占したかったのか、それとも右衛門佐のもとに送り出そうとしたのか。途中、吉保の足に刻まれた刀傷の伏線も回収され、綱吉の壮絶な行く末にネット上では「切なかったね吉保」「皆、上様に恋していたんだなあ」「上様を解放したかったのね」「強く重い愛の結果」「吉保の愛が深すぎて号泣」などさまざまな考察が展開。
生まれて初めて真の愛で結ばれた綱吉と右衛門佐、揺るがぬ愛を貫いた吉保。怒りと涙をたたえた仲、山本、倉科のアンサンブルが視聴者をくぎづけにした。(編集部・石井百合子)