シティーハンター新作劇場版『エンジェルダスト』特報公開　冴羽リョウの原点に迫る物語

　漫画家・北条司原作の人気アニメ「シティーハンター」の新作映画が『劇場版シティーハンター　天使の涙(エンジェルダスト)』のタイトルで秋に公開されることが決定し、特報映像が公開された。

『劇場版シティーハンター　天使の涙(エンジェルダスト)』特報映像

　腕は一流だが女性に弱い始末屋（スイーパー）・冴羽リョウと相棒の槇村香が、様々な依頼を受け事件を解決していく「シティーハンター」。原作は1985年から「週刊少年ジャンプ」で連載され、累計発行部数は世界5,000万部を突破。2019年には『劇場版シティーハンター　＜新宿プライベート・アイズ＞』が公開され、観客動員数100万人、興行収入15億円を超えるヒットを記録した。

　『新宿プライベート・アイズ』の続編となる新作映画は、東京を舞台に、リョウの過去と、パートナーであった槇村秀幸の死の核心に迫る。タイトルの「エンジェルダスト」は、原作において重要な意味を持つワードでもあり、総監督のこだま兼嗣は「アニメ放送開始から36年、もはや避けて通れない冴羽リョウの原点を探る作品となっています」とコメント。

　さらに「愛ともっこり、そしてハードボイルド。冴羽リョウの前に現れる史上最強の敵。傷を負いながらも依頼を遂行しようとする冴羽リョウ。究極の戦いが、ここに始まります。 アクションたっぷりの映像をお楽しみください」とファンに呼びかけている。

　特報映像には、 TM NETWORK のエンディングテーマ「Get Wild」にのせたアクションシーンと共に、無類の美女好きを発揮するリョウに対して、香が100tハンマーならぬ「祝　新作2023tハンマー」を振り下ろす、お約束のカットも。リョウの声を担当するのは神谷明、そして香役に伊倉一恵、野上冴子役に一龍斎春水（麻上洋子）、海坊主役に玄田哲章、美樹役に小山茉美というオリジナルキャストが再結集。制作は「シティーハンター」を手がけてきたサンライズが、新たにアンサー・スタジオとタッグ。こだま総監督のもと、脚本は『機動戦士ガンダム　閃光のハサウェイ』などの、むとうやすゆきが務める。（編集部・入倉功一）