『トイ・ストーリー5』は「驚くべきものに」！ピクサーCCOが語る

　映画『モンスターズ・インク』『カールじいさんの空飛ぶ家』『インサイド・ヘッド』『ソウルフル・ワールド』の監督で、ピクサー・アニメーション・スタジオのチーフ・クリエイティブ・オフィサー（CCO）であるピート・ドクターが、『トイ・ストーリー』シリーズ第5弾について The Wrap に語った。

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　『トイ・ストーリー』シリーズ第5弾が制作中であることは、今月初旬、米ウォルト・ディズニー・カンパニーの投資家向け収支報告会で電撃発表された。ドクターは同作について「驚くべきものになると思います。今まで観たことがないような、本当にクールなものが描かれますよ」と言葉少なながら自信をのぞかせている。

　『トイ・ストーリー』シリーズは2010年の第3弾『トイ・ストーリー3』で完結したと思われたが、2019年に『トイ・ストーリー4』が公開されることに。当時シネマトゥデイのインタビューに応じたプロデューサーのマーク・ニールセンは「ウッディとアンディの物語は3で終わったが、“ウッディが新たな子供のもとで一番のお気に入りではなくなってしまい、自分の目的をどのように見つけていくか”というアイデアはすごく面白いんじゃないか、それをやることによって、今まで3で完結だと思っていた人に対しても、『トイ・ストーリー4』が本当の完結だって思わせようと思ったんだ」と第4弾誕生の理由を明かしていた。

　ドクターは、ピクサーでは制作時には続編のことなどは考えず、ただその作品をいいものにすることに注力しようとしてきたと振り返る。「最初の『トイ・ストーリー』を作った時も、『トイ・ストーリー2』ができるなんて思いもしなかった。僕たちはただその映画を作ることに専念している。ただその中で、思いがけない場所へ連れて行かれることがあるんだ。それが、クリエイティブプロセスの中で僕がとても好きな部分だ」。第5弾で観客は一体どこへ連れて行かれることになるのか、注目だ。（編集部・市川遥）