『ワイスピ』第10弾、敵か味方か…謎の新キャラ・テスとは何者?
映画『ワイルド・スピード』シリーズ第10弾『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』のメガホンを取ったルイ・ルテリエ監督が、現地時間2月9日に米・ロサンゼルスで行われた予告編披露イベントの場でリモートインタビューに応じ、謎の女性キャラクター・テスに関するヒントを明かした。
【動画】新キャラ続々!『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』予告編
最新作では、主人公・ドミニク(ヴィン・ディーゼル)らファミリーがかつて倒した麻薬王の息子・ダンテ(ジェイソン・モモア)が悪役として登場。ダンテは12年の歳月を費やした復讐計画を成し遂げるため、ファミリーを壊滅状態へと追い込む。
ダンテと同じく初登場のテスを演じるのは、『ルーム』でアカデミー賞主演女優賞を受賞し、マーベル映画『キャプテン・マーベル』でもお馴染みのブリー・ラーソン。予告編では、ドミニクに対して「ヤツは死ぬ気でやってくる」とダンテの襲来を警告したり、周囲の敵を華麗に蹴散らすアクションも披露しているが、ファミリーの敵か味方なのかは明確になっていない。
ルテリエ監督は「あえて表現するのならば、テスは過去シリーズにも登場したような、ドムに助言を与える存在。ファイターでもあり、真実のために戦います」とキャラクターについて説明。「今の時点では、テスが何者なのかはハッキリとお伝えできません。それが彼女の一番いい見せ方なんです」とミステリアスな部分こそが魅力になっていると明かした。
『ワイルド・スピード』シリーズは、女性キャラクターの活躍も見どころの一つ。レティ(ミシェル・ロドリゲス)やミア(ジョーダナ・ブリュースター)はもちろん、ジゼル(ガル・ガドット)、ラムジー(ナタリー・エマニュエル)、エル(アンナ・サワイ)といったメンバーが物語を彩ってきた。
「作品を重ねる毎に新たな女性キャストが加わり、お互いに支え合っています。ドムは女性キャラクターによって導かれているのです」と女性キャラクターの重要性を説くルテリエ監督。「ドムは女性と恋に落ち、その人を守り、導かれていく。彼女たちがドムを強くさせて、人生に大きな影響を与えています。一つの行動の結果が、感情に反映される。キャラクターのリアルな感情を描くからこそ、『ワイルド・スピード』は20年以上も続いていると思います」と分析していた。(取材・文:編集部・倉本拓弥)
映画『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』は5月19日全国公開