「大奥」中島裕翔“進吉”登場シーンに騒然 「まさかの！」
28日に再スタートとなったよしながふみ原作のNHKドラマ「大奥」（毎週火曜よる10時～10時45分）「八代将軍吉宗・水野祐之進編」で、中島裕翔演じる水野祐之進が再登場。町民・進吉として姿を現した水野だが、思わぬ登場の仕方にSNS上では驚きと歓喜の声で盛り上がっていた（※ネタバレあり。第8回の詳細に触れています）。
かつて身分差から幼馴染との結婚を諦め、大奥入りした貧しい旗本の息子・水野祐之進。8代将軍・吉宗（冨永愛）の初めての夜伽の相手「御内証」に選ばれた彼は死にゆく運命だったが、聡明で慈悲深い吉宗に救われ、今は薬種問屋・田島屋の婿・進吉として暮らしていた。一方、吉宗は蔓延する赤面疱瘡に頭を悩ませ、思い立ったように進吉を呼び戻した。
～以下ネタバレ含みます～
注目を浴びたのは、なんと進吉が女装だったから。吉宗いわく、表に入ることができるのは女子のみであることから、らしい。店からその姿で市中を練り歩いてきたといい、爆笑する吉宗と久通（貫地谷しほり）に「いや～、今までこんなに見られたことはねえってぐらい見られましたよー！」と困り顔。吉宗は「よく似おうておる」となだめていた。
中島の久々の登場に「また爽やかな水野が見られる！」と歓喜の声で沸く一方で、予想外の登場の仕方にネット上では「まさかの女装！」「え!?」「かわいい！」と騒然。赤面疱瘡に効く薬を探し出してほしいとムチャぶりする吉宗に初めは「さようなものあるわけございませんでしょう」「薬屋だってありとあらゆる薬を試してきているんです」と渋っていた進吉だが、吉宗に「（春日局いわく）このままでは国が滅びてしまう」「もし異国に赤面がなく男たちに攻め入られればひとたまりもない」と押された挙げ句、「誰のおかげで今日ここにいられると思うておるのじゃ！」と強硬に迫られ、泣く泣く日本中を探し回るハメに。
もう一つ、話題を呼んだのが吉宗が小石川養成所設立の折に進吉を招いたシーン。町医・小川笙船（片桐はいり）らと薬草を育ててほしいという相談に、進吉は「俺わかったんですよ。俺はこのためにあの日進吉になったんだって」「周りの女を幸せにしてぇと思って入った大奥から、世の中の女をぐるっとまとめて幸せにするために出て行った。こりゃあそういう寸法だってことじゃねぇですかね」と目を輝かせた。そんな進吉に、吉宗は「奥から出すのではなかったのう」と切り出すと、「どうじゃ。そなた、わたしも女じゃ。ぐるっと幸せというのならもう一度、私も幸せにしてみるというのは……」と真顔で告白。
これには「上様プロポーズ!?」と驚きの声が挙がっていたが、進吉は「もちろん。上様のために赤面の薬を探し出してみせまさぁ！」と無邪気に答え、吉宗は寂しそうに微笑む……という展開になり、「伝わってない」「水野、多分そういう意味じゃないw」「フラれた？」「鈍感！」「切ない上様」と進吉にツッコミが相次いでいた。（編集部・石井百合子）