『映画ドラえもん』42作が初登場首位!なにわ男子・高橋恭平主演作が2位、アカデミー賞候補2作も
映画週末興行成績
3月3日から5日までの週末映画動員ランキングが興行通信社より発表され、『映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)』が初日から3日間で観客動員54万2,000人、興行収入6億6,300万円をあげ、初登場1位に輝いた。ほか新作ではなにわ男子・高橋恭平主演の『なのに、千輝くんが甘すぎる。』が2位、今年のアカデミー賞で最多ノミネートの『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が5位、スティーヴン・スピルバーグ監督の『フェイブルマンズ』が10位にランクインした。
『映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)』は、「ドラえもん」の劇場版アニメ第42作。脚本を、『コンフィデンスマンJP』シリーズや大河ドラマ「どうする家康」などの古沢良太が担当し、誰もが“パーフェクト”になれる空に浮かぶ楽園「パラダピア」を舞台にした冒険が展開する。ゲスト声優として、 King & Prince の永瀬廉がパラダピアで暮らすパーフェクトネコ型ロボット・ソーニャを担当するほか、山里亮太、藤本美貴らが名を連ねる。
2位の『なのに、千輝くんが甘すぎる。』は、亜南くじらの漫画を実写化したラブストーリー。初日から3日間で動員20万7,000人、興収2億5,500万円を記録した。高橋恭平が陸上部のエースで校内きってのイケメン男子に、畑芽育が彼と“片思いごっこ”を始めるヒロインを演じる。監督は、映画『四月は君の嘘』『午前0時、キスしに来てよ』などの新城毅彦。共演に板垣李光人、莉子ら。
5位の『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(以下『エブエブ』)と10位の『フェイブルマンズ』は、いずれも第95回アカデミー賞の作品賞にノミネート。
『エブエブ』は、破産寸前のコインランドリーを経営する中年女性エヴリン(ミシェル・ヨー)が、並行世界で驚異的な身体能力を得て人類を救うために戦うストーリーで、アカデミー賞最多10部門11ノミネート。『フェイブルマンズ』は、スピルバーグ監督の自伝的作品。映画に魅了された少年(ガブリエル・ラベル)が、さまざまな人々との出会いを経ながら映画監督になる夢を追い求める。アカデミー賞では7部門にノミネート。
既存作品では、前週1位に返り咲いた『THE FIRST SLAM DUNK』が3位となり累計成績では動員797万人、興収116億円を突破。公開5週目を迎えた『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』は4位に。累計成績で動員247万人、興収35億円を突破している。
今週は、King Gnu・井口理主演の『ひとりぼっちじゃない』、スウェーデン映画『幸せなひとりぼっち』をトム・ハンクス主演でリメイクした『オットーという男』、東出昌大がファイル共有ソフト「Winny」の開発者である金子勇さんを演じる『Winny』、萩原利久と八木勇征共演の人気ドラマの再編集版『美しい彼~special edit version~』、『きかんしゃトーマス』シリーズの劇場版『映画 きかんしゃトーマス めざせ!夢のチャンピオンカップ』などが公開される。(編集部・石井百合子)
【2023年3月3日~3月5日の全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)】※()内は先週の順位
1(初)『映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)』:1週目
2(初)『なのに、千輝くんが甘すぎる。』:1週目
3(1)『THE FIRST SLAM DUNK』:14週目
4(2)『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』:5周目
5(初)『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』:1週目
6(9)『BLUE GIANT』:3週目
7(3)『湯道』:2週目
8(7)『すずめの戸締まり』:17週目
9(4)『シャイロックの子供たち』 :3週目
10(初)『フェイブルマンズ』:1週目