仲里依紗、「大奥」色っぽい綱吉のこだわり明かす
仲里依紗が8日、NHKホールにて開催されたNHKドラマ10「大奥」(放送中)のファンミーティングに出席。時代劇初挑戦にして、5代将軍・徳川綱吉を演じたことに「仲里依紗に将軍? 視聴者も『できるのかよー』って思っていたでしょ」と客席に呼びかけると「私もまったく同じ思いでした」とぶっちゃけトークを展開した。イベントには堀田真由、冨永愛も参加し、来場人数は2,167名となった。
よしながふみの大人気コミックを実写ドラマ化した本作。仲は「5代・徳川綱吉×右衛門佐編」で将軍・徳川綱吉役を務めた。この日はド派手なピンクの髪色、衣装で登場した仲。「綱吉ではなく、仲さんになっちゃいましたね」と笑うと「綱吉のポスターがピンクだったのと、綱吉って色っぽいシーンが多かったので、肩を出した衣装にしました」とコンセプトを説明した。
これまで数々の映画やドラマに出演し、女優として高い評価を得てきた仲。しかし時代劇は初挑戦で「皆さんきっと『仲里依紗が将軍? まじ? できるのかよー』って思っていたでしょ」と会場に挙手を求める。
手を上げる人を見つけると「ですよね、わたしもそう思っていたぐらいだから」とぶっちゃける「言葉もわからないし、台本も読みづらい。辞書を持ってイントネーションから勉強しました。一年生から始めた感じ」と苦労話を明かした。
そんな仲がこだわったのが原作コミックで描かれた綱吉のリップ。仲は「もうブリッブリのリップですよね。そこはかなりこだわって、いろいろなリップを試しました。メイクさんとも時間をかけて研究して、常に保湿、皮むけ厳禁で一生懸命頑張りました」と仲節を披露して会場を笑わせた。
視聴者からの「もう一度見たいシーン」のアンケートによると、綱吉は第5回で御鈴廊下を歩く登場シーンに回答が多く寄せられた。仲は「あのシーンは本当に気持ちよかった。大奥ランウェイですよ、もう一度やりたい」と満面の笑顔を浮かべた。しかし「相手を選ぶのですが、みんな下を向いていて髷しかみえないので、わからない。選んだ相手に『違う』と言うのですが、撮影のあと『イケメンですよ、顔良くないなんてないですよ』と慰めていたんです」と裏話を披露した。
この日は、原作者のよしながふみから、仲の演技を絶賛するねぎらいの手紙が寄せられた。それに対し、仲は「普段は原作って1回ぐらいしか読まないのですが『大奥』は何回も読みました。とにかく原作ファンが多くて、ちゃんとやらないと怒られそうなので」とかなりのプレッシャーだったことを明かした。(磯部正和)