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堀田真由、「大奥」でつないだ仲里依紗との不思議な縁

見事に家光公を演じ切った堀田真由。
見事に家光公を演じ切った堀田真由。

 堀田真由が8日、NHKホールにて開催されたNHKドラマ10「大奥」(放送中)のファンミーティングに出席し、SNS上でも話題となった号泣シーンについて振り返った。イベントには仲里依紗冨永愛も参加し、来場人数は2,167名となった。シーズン1は3月14日に最終回を迎え、シーズン2が今秋に放送予定。

【画像】「大奥」ファンミーティングの様子

 よしながふみの大人気コミックを実写ドラマ化した本作。堀田は「3代・徳川家光×万里小路有功編」で将軍・徳川家光役を務めた。家光は感情表現が多岐にわたる難役で、堀田は「いろいろな要素を持っている女性だったので、大きなプレッシャーがありました」と率直な胸の内を明かした。

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 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で小栗旬演じる北条義時の二番目の妻・比奈に続き、時代劇への出演となった堀田。本作には「鎌倉殿の13人」で一緒だったスタッフも多かったようで「(収録)現場では時々『比奈』って呼んでくださっていました」と周囲に緊張を和らげてもらっていたという。

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泣きに泣いた家光。(C) NHK

 難役と言われる通り、家光は厳しい言葉で相手を叱責するなど、感情の起伏が激しい役だ。特に第3回で女装した有功(福士蒼汰)が、家光に打掛を掛けるシーンでの、泣き笑いからの号泣は、本作の名シーンの一つとして挙げられる。

 堀田は「かなりつらく大変でした」と苦笑いを浮かべると「台本には『泣きながら笑う』と書かれていて、最後は『今までの思いを涙でさらけ出す』と記されていました。涙でも全然違う体現をするのが大変でした」と撮影を振り返った。

 実際、カメラワークの関係で、長い時間涙を流していなければならず「最後まで泣けないかもしれない」と不安があったという堀田。しかし、対峙した福士の目に光るものを見つけたことで、一気に感情がわいてきた。堀田は「やっぱり作品って周囲の方に支えられて作るものなんだな」と実感したという。

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不思議な縁をつなげた仲と堀田。

 そんな堀田の熱演に、事務所の先輩でもある仲は「8~9年前、上京したての真由ちゃんと共演したんです。当時お姉さんの役だったのですが『あのときの子が、こんな熱演を見せるなんて』って親心で観ていました」と語ると、堀田も「16歳のとき、お姉ちゃん役をやっていただいたのですが、その時プレゼントをいただいて。芸能界の人にプレゼントをもらったのは、里依紗ちゃんが初めてだったんです。そんな方に命をつなぐ役というのもうれしかった」と仲を愛情いっぱいに見つめた。(磯部正和)

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