『シャザム！』続編、マーベルに怒られそうなアドリブあり！監督が予告

　DC映画『シャザム！』の続編『シャザム！～神々の怒り～』（3月17日全国公開）を手がけたデヴィッド・F・サンドバーグ監督がリモートインタビューに応じ、本編に含まれているというアドリブシーンに関するヒントを明かした。

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　古代の魔術師から神々のパワーを授かった少年ビリーが、“見た目はオトナ、中身はコドモ”のスーパーヒーロー・シャザム（ザカリー・リーヴァイ）に変身し、騒動を巻き起こす同シリーズ。続編では、好き勝手にスーパーパワーを使うシャザムが神々を怒らせてしまい、“神の娘たち”が巨大モンスターを引き連れて地球に襲来する。

　コメディー色が強い『シャザム！』では、ザカリーふんするシャザムが皮肉なジョークを連発。続編の予告編でも、ヘレン・ミレンが演じる悪役・へスペラに対して「『ワイスピ』は全部見てるぜ」（ヘレンは『ワイルド・スピード』出演者の一人）と発するなど、躊躇なくジョークを盛り込んでいる。

　サンドバーグ監督によると、本編に登場するジョークのほとんどは脚本通りだが、中には撮影時のアドリブで誕生したものもあるという。「『シャザム！』のジョークは、脚本＋アドリブの組み合わせです。とあるシーンでは、当初違うセリフを用意していたのですが、アドリブの方がよかったので『それを使っちゃおう！』と本編に入れています」

　さらに、そのアドリブはDCと肩を並べるマーベルが怒ってしまうかもしれない内容だと明かす。「事前に申告していたら、多分マーベルは許してくれないと思います。でも、彼らも自分たちの作品でDCキャラクターについて言及していますし、文句は言えないですよね（笑）」

　そんな遊び心あふれるサンドバーグ監督は、自身がメガホンを取ったホラー映画『アナベル　死霊人形の誕生』に登場する恐怖のアナベル人形を、イースターエッグとして前作に登場させた。続編の予告編にもやはり彼女は登場しており、シャザムのカウンセリングを担当する小児科医のオフィスに一瞬だけ映っている。

　「最初は入れるか悩んだのですが、前作にも登場させたので、入れるしかないと思いました」とサンドバーグ監督。「ジェームズ・ワン（『アナベル』プロデューサー）も『アクアマン』に人形を入れていましたからね。もしも彼女を登場させなかったら、きっと私を呪っていたと思います」と冗談を交えて語っていた。（取材・文：編集部・倉本拓弥）