『シン・仮面ライダー』プレミア上映後に万雷の拍手 池松壮亮が自信
映画『シン・仮面ライダー』のプレミア上映会が12日、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われ、主要キャストの池松壮亮、浜辺美波、柄本佑、西野七瀬、塚本晋也、手塚とおるが関係者と共に本編を鑑賞。上映後、万雷の拍手に包まれながら代表挨拶を行った池松は、公開を待つファンに向けて「50年ぶりにどう『仮面ライダー』が映画になったのか。庵野秀明という人がどう映画にしたのか。それを目撃してくれればなと思います」と自信をのぞかせた。
庵野秀明が脚本・監督を務めた『シン・仮面ライダー』は、石ノ森章太郎原作の人気特撮「仮面ライダー」をリスペクトして製作した完全オリジナル作品。池松は、仮面ライダーに変身する主人公・本郷猛を演じた。
18日の全国公開に向けて、ついに完成した本作。池松は「いつ映画が出来上がるのか、どんな映画になるのか……本当にこれほど現場で見えなかったことが初めてで、映画を観終わったいま、あの日々はこんなことだったのかと感動しています」と感慨深げに語ると、「お客様がみなさん後ろにいたので、『どう感じているかな』と。皆さん緊張感をもって観入ってくれているような感じがあって、上映後、後ろを振り向くのがちょっと怖かったんですけど、皆さん満足してくれたのかなと。たくさん拍手が起こりましたし、喜んでくれているのかなと、うれしかったですね」と安堵の表情を浮かべた。
すでに初号試写で本編を観ていた浜辺(緑川ルリ子役)は、「やっぱり台本を読んでいても撮影現場にいても、展開だったり、こういう風になっていたんだというCGやVFXなど、驚きが本当にたくさんあって、何度見ても、今日も声が出てしまうところがあったり、あらためて格好良いなって思いが何回でも蘇ってくるし。最初からかなり展開が始まるじゃないですか、映画というか庵野さんの世界。『シン・仮面ライダー』の世界に飲み込まれてしまうような感覚が圧倒的でした」と大スクリーンでの鑑賞で新たな発見があったという。
一文字隼人/仮面ライダー第2号を演じた柄本は、鑑賞を終えて「先日観せていただいたときは、 アフレコをしていた時とか、モーションキャプチャーを撮影していた頃はどういう形になっているのかわからなかったので『あ、こうなってるんだ!』と追いかけるばかりで冷静に見ることができなかったんですが、今回は非常にリラックスして楽しんで観ていました」とコメント。「やっと完成した作品を見て、もう公開まであと1週間っていうこのタイトなスケジュール感も初めてでしたが、非常にナマモノいう感じがして。そのスピード感が意外にこの作品にはあっているのではないかと思いましたね。普遍的かつある種、今の時代性とも非常にあっているテーマだったりするので」と振り返っていた。(編集部・倉本拓弥)
映画『シン・仮面ライダー』は3月17日(金)18時より全国最速公開(一部劇場を除く)、3月18日(土)全国公開
お詫びと訂正:初出しの際に見出しとリード文に誤りがありました。お詫びして訂正致します。