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オスカー受賞ミシェル・ヨー、全盛期が過ぎたなんて言わせるな!女性たちにメッセージ【スピーチ全文】

第95回アカデミー賞

アジア人女優初の快挙!
アジア人女優初の快挙! - Mike Coppola / Getty Images

 現地時間12日、マレーシア人女優のミシェル・ヨー(60)が、映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』で第95回アカデミー賞主演女優賞を受賞。アジア人として同部門初の受賞者となったミシェルは、あらゆる世代の女性に向けた力強いスピーチで喝采を浴びた。

【画像】大胆ドレスずらり!第95回アカデミー賞授賞式

 アクション女優として香港で活躍し、『007/トゥモロー・ネバー・ダイ』『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』『クレイジー・リッチ!』『シャン・チー/テン・リングスの伝説』など、ハリウッドでも20年以上にわたって活動してきたミシェルだが、ハリウッド映画で主演を務めたのは本作が初となる。

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 アジア人として初の快挙を成し遂げたミシェルは、オスカー像を手に「ありがとうございます。この授賞式を観ている私のような子供達へ、これ(オスカー像)は希望の印であり可能性。夢を大きく持てば、必ず叶うという証です。女性の皆さん、全盛期が過ぎたなんて誰にも言わせてはいけない。諦めてはいけません」と満面の笑み。

 「(監督の)ダニエルズ、(製作・配給の)A24、素晴らしいキャストとクルー、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』に携わった全ての人がいなければ、私はこの場に立っていません」とクルーへの感謝を述べたミシェルは、彼女を支えたあらゆる家族に向けてメッセージを送った。

 「この賞を私の母親、世界中の母親に捧げたい。彼女たちがスーパーヒーローなのです。彼女たちがいなければ、今夜、誰もヒーローになることはできなかったでしょう。84歳の母親に、この像を持ち帰ります。彼女は家族や友人と共に、マレーシアで授賞式を見守ってくれています。みんな、愛しています。オスカー像を持ち帰るからね。私のキャリアの始まりとなった、香港の家族にも感謝します。皆さんの支えがあったから、今私はここに立っています。私の家族へ、ありがとう」。

 同作でミシェルは、これまでの凛としたイメージを覆すような、人生に疲れ果てた主人公エヴリンを熱演。卓越したアクションスキルを遺憾無く発揮すると共に、マルチバースに存在する、別のエヴリンをも見事に演じ分け、本年度の演技賞レースを席巻した。(編集部・入倉功一)

映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』は全国公開中

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