「大奥」吉宗と杉下の愛の形が究極すぎて胸アツ
よしながふみ原作のNHKドラマ「大奥」シーズン1の最終回となる第10回(3/14放送)で描かれた、冨永愛ふんする吉宗と風間俊介ふんする杉下の関係性が胸アツすぎるとネットが沸いている(※一部ネタバレを含みます)。
吉宗と杉下は、いわゆる男女の関係ではなく、上様と大奥総取締という主従関係で結ばれていた。しかし、吉宗を長年側で支え続けた杉下は、いつの間にか吉宗の孫・家治に「おじじ様」と呼ばれる存在になっていた。杉下が病に倒れた際には、吉宗が自ら杉下に薬を飲ませるなど、かいがいしく看病をした。そんな姿を見たかつて側室だった水野こと進吉は、「まるで夫婦のよう」だと冗談めかす。すると吉宗が「夫婦のよう、ではない。夫婦じゃ」と即答し、驚く杉下。
そんな二人の関係性に、SNS上では「例え血の繋がりがなくても、男女の交わりがなくても、誰かの親に、夫婦になれるんだ」「長い時間をかけて、夫婦・家族になっているのが本当によかった」と究極の愛の形を絶賛する声が寄せられた。
“種無し”として、大奥では無用の存在でありながら、吉宗と信頼によって結ばれた杉下の人生は、綱吉編で山本耕史演じる右衛門佐が語った「生きることはただ女の腹に種を付け子孫を残すことではない」という言葉そのもの。吉宗をはじめ、多くの人たちに見守られながら静かに逝った杉下に「なんだかんだいい人生だね」「この作品でもずば抜けてよい最期を迎えた人だね」「側室として埋葬されたに泣けました」と胸アツな最期を称える声が相次いだ。(今井優)