漫画「シガテラ」醍醐虎汰朗主演で連ドラ化!ヒロインは関水渚
テレビ東京系の4月クール「ドラマ24」枠(4月7日スタート、毎週金曜深夜24時12分~)で、『行け!稲中卓球部』『ヒメアノ~ル』などの古谷実の漫画を醍醐虎汰朗主演で実写化する「シガテラ」が放送されることが明らかになった。醍醐演じる、いじめられっ子の高校生・荻野優介が送る日常とその中に潜み平穏を侵略する非日常を描く青春サスペンスで、荻野の恋の相手となるヒロイン・南雲ゆみを関水渚が演じる。醍醐にとって本作が連続ドラマ初主演となる。
原作は、2003年から2005年にかけて青年漫画誌「ヤングマガジン」で連載され、単行本は全6巻で発行部数200万部の同名漫画。クラスメイトからのいじめにより地獄のような学生生活を送る高校2年生の荻野は、ふとしたきっかけからバイクに興味を持ち始めて教習所に通いだし、そこで出会った南雲ゆみと交際するようになる。しかし、幸せだったはずの荻野の日常は、少しずつ非日常に侵されていく。脚本はドラマ「レンタルなんもしない人」や映画『ハケンアニメ!』などの政池洋佑。演出をドラマ「束の間の一花」などの林雅貴らが務める。
醍醐演じる荻野は、成績もパッとせず、将来の夢もなく、うだつの上がらない自分に自信が持てないでいる。醍醐は、新海誠監督の大ヒットアニメーション映画『天気の子』(2019)ではオーディションで2,000人の中から主人公・森嶋帆高役に抜擢され、「第十四回声優アワード」で新人男優賞を受賞。近年は、舞台「千と千尋の神隠し」(ハク役)や主演映画『野球部に花束を』、連続テレビ小説「舞いあがれ!」などに出演している。
醍醐は、連ドラ初主演に「遂に連続ドラマで主演を務めることができるのかと、心躍り舞い上がりました! 原作の漫画と脚本を読ませていただいて、普段の自分とはかけ離れた荻野のキャラクターに一瞬戸惑いましたが、自分とは異なる部分が多いからこそ、この役柄を演じることによって役者として更に成長できるチャンスですし、挑戦したい! と前向きな気持ちが沸きました」とコメントを寄せている。
荻野の恋の相手となる一歳年上の高校3年生・南雲ゆみは、かなりの美人で頭脳明晰、ホラー映画好き。しっかりした性格で、迷走する荻野を戒めたり、的確な助言をする。演じる関水は、『町田くんの世界』(2019)で1,000人を超えるオーディションを勝ち抜き、映画初主演(※細田佳央太とダブル主演)。長澤まさみ主演の月9ドラマの劇場版『コンフィデンスマンJP プリンセス編』(2020)のコックリ役で注目を浴びた。現在、大河ドラマ「どうする家康」やヒロイン役を務めるドラマ「ハマる男に蹴りたい女」が放送中だ。
関水は原作ファンの間でも人気の“圧倒的ヒロイン”を演じるにあたり「原作、とても面白かったです。南雲ゆみというキャラクターは男性の理想が詰まった女性だなと感じました。男性から見たいわゆる“いい女”を演じるのは初めてのチャレンジだったので、そのような機会をいただけてとても嬉しいです!」と語っている。
醍醐、関水、原作者・古谷、吉川肇プロデューサー(※吉はつちよしが正式表記)のコメント全文は下記の通り。(編集部・石井百合子)
醍醐虎汰朗(荻野優介役)
Q)本作の出演オファーを受けた時の感想、原作または台本を読んでみての感想をお聞かせください。
遂に連続ドラマで主演を務めることができるのかと、心躍り舞い上がりました! 原作の漫画と脚本を読ませていただいて、普段の自分とはかけ離れた荻野のキャラクターに一瞬戸惑いましたが、自分とは異なる部分が多いからこそ、この役柄を演じることによって役者として更に成長できるチャンスですし、挑戦したい! と前向きな気持ちが沸きました。
Q)演じられる役どころについての印象をお聞かせださい。
荻野優介は、普段は冴えなくて特徴があまりない控えめな男の子だと思います。ただ自分の世界観を持っていて、ゾーンに入ると、とてもリアクションが大きくなったり、破茶滅茶な事を言い出したり...感情の起伏や浮き沈みが激しいキャラクターだと思います。
Q)連続ドラマ初主演となりますが、意気込みをお聞かせください。
芸能界に入り約 6 年となるこの年に連続ドラマで主演を務めさせていただくことは大変嬉しく光栄です。現在、モチベーション高く、日々良い状態で撮影に励むことができています。今まで培ってきたものを全力で本作に出せるように努め、強い志と情熱をもって新境地となるお芝居にも挑みたいです。
Q)視聴者のみなさんへみどころなどメッセージをお願い致します。
高校生活で、いじめられている男の子が、バイクに興味を持ち、そこで出会った女の子と心を通わせていく中でいろいろな感情や学びを得て成長していくお話です。
関水渚(南雲ゆみ役)
Q)本作の出演オファーを受けた時の感想、原作または台本を読んでみての感想をお聞かせください。
原作、とても面白かったです。南雲ゆみというキャラクターは男性の理想が詰まった女性だなと感じました。男性から見たいわゆる"いい女"を演じるのは初めてのチャレンジだったので、そのような機会をいただけてとても嬉しいです!
Q)演じられる役どころについての印象をお聞かせださい。
南雲ゆみは、人に対する好き嫌いや偏見がなく、常に相手を理解してあげるというスタンスです。自分と違う生き方や考え方の人に対しても面白いと思えて、リスペクトできるような心にゆとりのある女性です。ゆみの周りにいる荻野くんや田島は気持ちファーストで生きている人たちですが、ゆみは論理的で、ある種、哲学的に物事を考える人間です。そして一見大人びて見えるゆみですが、実は自分の気持ちを一番に優先できないことがコンプレックスなのかも、と考えています。
Q)撮影への意気込みをお聞かせください。
南雲ゆみというキャラクターに丁寧に丁寧に息を吹き込んでいきたいと思います。まっすぐな荻野くんとは真正面からぶつかって、どんどん 2 人の愛を深めていけたらと思っています。
Q)視聴者のみなさんへみどころなどメッセージをお願い致します。
今を生きるのに必死なティーンエイジャーたちがとにかく生き生きしていて魅力的な作品です。学生の方やキャラクターと同年代の方はこのドラマを見て、キャラクターに共感していただいて今を大切にできるのではと思っています。私と同年代以上の方達には、眩しすぎる、2 度と戻れないあの青春時代の懐かしさを存分に感じていただける作品だと思います。きっと、今自分と向き合ってくれている人を大切にしたくなるドラマです。ぜひご覧ください!
古谷実(原作者)
よろしくお願いいたします。
吉川肇(テレビ東京制作局ドラマ室※吉はつちよしが正式表記)
『シガテラ』に出会った時、”胸を掻きむしるような根源的な切なさ”にたまらなく惹かれてしまいました。古谷実先生が描かれる「極めて人間臭い自意識を爆発させたキャラクター」と「”青春の一寸先は闇”という命題」を、ドラマの中で表現の限りを尽くしていきたいと思っております。「毒」をモチーフとしつつ、表面は甘いけど、時に苦く、心にじわじわと広がっていく「糖衣錠」のようなドラマになっておりますので、毎週お楽しみ頂けますと幸いです!