劇場版『美しい彼』平良が清居にエビコロ食べさせる！場面カット3点公開

　萩原利久と八木勇征（FANTASTICS）がダブル主演を務める『劇場版　美しい彼～eternal～』（4月7日公開）から、萩原演じる平良が八木ふんする清居に、“エビコロ”食べさせるシーンなど劇中カット3点が公開された。

【画像】唇に指をあてる清居『劇場版　美しい彼～eternal～』

　本作は、「流浪の月」などで知られる小説家・凪良ゆうの人気小説をドラマ化した「美しい彼」（2021、2023）の続編。無口で友だちもいないクラス最底辺の“ぼっち”平良と、クラスの頂点に君臨する人気者“キング”清居が、紆余曲折の末、恋人同士になったその後を描く。劇場版では、大学卒業を控え、人気カメラマンのアシスタントとして働きはじめた平良、俳優としての活躍の場を広げる清居の物語が展開する。

　公開されたされたのは、一緒に暮らすようになった平良と清居が、ともに食卓を囲む様子を捉えたもの。ドラマシーズン2の放映期間中に、Twitterでトレンド入りするなど話題となった平良家秘伝のエビコロ。そんなエビコロを平良が清居に食べさせてあげるシーンのほか、清居の大好物ばかりで占められたテーブルを囲んで穏やかに談笑し合う姿など、平良が、清居を想いながら手間暇かけてつくった手料理の数々を通して、お互いを想い合う様子を垣間見ることができる。

　また、本作のフードスタイリスト・金納真奈美は、原作に出てくる情報をもとにエビコロのレシピをつくり上げたという。酒井麻衣監督と話し合いながら試作を4種類ほどつくり、“平良の母の味”のため、母親がつくりそうな、尻尾を出したエビの形にすると可愛いという経緯で今回の形が採用された。彩りと栄養バランスを考えてエビコロの中にはパセリも入っており、“母の愛”がそのまま“平良の清居への愛”として受け継がれている。

　なお、当初は、お皿にエビコロを盛るのは6個くらいと想定されていたが、酒井監督から「もっと山盛りに！」と希望があり（豪華な食卓でエビコロが並ぶときは平良の訳アリ飯のため）、お皿には10個盛られている。そのため、1シーンごとに毎回20個前後は揚げていたといい、シーズン2と劇場版合わせてつくられたエビコロは80個超えとなる。

　劇中、2人はソースをつけずにエビコロを食べるため比較的味付けはしっかりしていたそうだが、実は食卓にはソースが3種類も。萩原と八木は、最初は「既製品だと思った」ほどのおいしさとクオリティーで、撮影が終わると2人はしっかりと食べていたという。（編集部・梅山富美子）