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「金曜ロードショーとジブリ展」開催決定 腐海をリアル表現「王蟲の世界」など登場

金ローでジブリに触れたファンも多いはず「金曜ロードショーとジブリ展」開催決定
金ローでジブリに触れたファンも多いはず「金曜ロードショーとジブリ展」開催決定 - (C)Studio Ghibli

 日本テレビ系映画番組・金曜ロードショーのヒストリーを辿りながら、番組が放送してきた、スタジオジブリ作品の魅力を紹介する展覧会「金曜ロードショーとジブリ展」が、東京と富山で開催されることが決定した。

【画像】ナウシカ・風使いの腐海装束などが展示された「アニメージュとジブリ展」

 1985年にスタートした金曜ロードショーでは、翌1986年に『風の谷のナウシカ』を放送して以来、200回以上にわたりジブリ作品を放映。1997年から2009年まで、宮崎駿監督が生み出し、『耳をすませば』を監督した近藤喜文さんが仕上げた、“フライデーおじさん”の登場するオリジナルムービー(音楽・久石譲)がオープニングを飾るなど、その縁は深い。

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 「金曜ロードショーとジブリ展」では、放送された時代ごとの記録を通じて映画の魅力に迫るほか、昭和から平成、令和に至る世相を掘り起こすことで、ジブリ作品が持つ時代性と普遍性を浮かび上がらせる。

「風の谷のナウシカ 王蟲の世界」(C)Studio Ghibli

 ジブリ作品の世界観を楽しめる展示も用意。王蟲、大王ヤンマ、ムシゴヤシなどが来場者を待つ空間「風の谷のナウシカ 王蟲の世界」は、造形作家・竹谷隆之らが作成した造形物をもとに、映画に登場する“腐海”をリアルに表現したもので、竹谷は「造形した腐海や王蟲たちを観ていただくことによって、“ちょっとコワいものでも観察すると面白い”とか、“作ることの楽しさ”がみなさんに伝わって、何か良いことのキッカケになれると幸せだなあ......と、僭越ながら思っています」とコメントを寄せている。

「ジブリの幻燈楼」(C)Studio Ghibli

 また、2018~2019年に開催された「ジブリの大博覧会」富山展のために制作された「ジブリの幻燈楼」も登場。「幻燈」とは、フィルムや造形物などに強い光を当てて、レンズで幕などに拡大映像を投影して見せることができる装置のことで、富山ガラス造形研究所、富山ガラス工房、地元作家らが制作を担当し、スタジオジブリが監修した。キャラクターをモチーフとしたガラスに光を照射することで、映画の世界観を体感することができる。

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 さらに、ジブリ作品のポスターの中に飛び込み、主人公になったような気分で撮影ができるフォトスポットも用意される予定だが、どの作品が登場するのかは明かされていない。

 東京展は天王洲の寺田倉庫B&C HALL/E HALLで2023年6月29日から2023年9月24日まで、富山展は富山市の富山県美術館で2023年10月7日から2024年1月28日まで開催。チケットは日時指定で、詳細は後日発表予定。来春以降、全国各地での巡回も予定されている。(編集部・入倉功一)

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