神木隆之介の人柄に新海監督ほれぼれ 公開初日、夜中の居酒屋に駆けつける
新海誠監督が25日、都内で行われた映画『すずめの戸締まり』プレミアム上映会に神木隆之介と登壇。神木との思い出を明かしながら、その人柄にすっかり魅了されていた。
【画像】神木が芹澤本を読み上げる『すずめの戸締まり』プレミア上映会
本作は、日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる”扉”を閉めていく少女・鈴芽(声:原菜乃華)の成長を描く物語。昨年11月11日に公開され、3月23日までで観客動員1,075万人、興行収入142億6,000万円を突破したといい、世界199の国と地域での配給も決定している。神木は、鈴芽が出会う、扉を探して旅をする青年・宗像草太(声:松村北斗)の友人・芹澤の声を担当した。
本作のイベントに初登場となった神木は「緊張しているんですけど、大好きな監督がいらっしゃるので安心して楽しんで行きたいと思います」と意気込み。「久しぶりに大好きな神木くんとお会いして、楽しいお話ができたらと思います」という新海監督は、神木の登場するYouTubeもチェックしているようで、作品にちなんだ旅の話になると、「(神木が)佐藤健さんと仙台でキャッキャッしているYouTubeの映像を観ると楽しそうで、ああいう映像を観るだけで、僕も同じ場所に行って、同じものを食べたいなという気持ちになります」と頬を緩めた。
イベント中、観客からの質問に答えるコーナーで「二人しか知らないお互いの秘密」を問われた新海監督は、「公開初日の夜に落ち着かず、一人で新宿の居酒屋でお酒を飲んでいて、神木くんにLINEをしたら夜中に来てくれたことがうれしかった。僕の横でずっとラーメンを食べていました」と告白。すると神木も「カウンターの端でめちゃくちゃ疲れている感じ(でうなだれていた)。あれは見たことがない」と新海監督の意外な姿を振り返り、思わず笑みをこぼした。
新海監督は、神木が「誕生日や、何か大事なものが公開されると電話をかけてくれる」とも明かし、「僕は緊張して、なかなか電話ができないけど、神木くんはそのハードルをいつもひょいと越えてくれる。それが周りに愛されている理由だとわかります」と納得。「(電話が)かかってくると嬉しい」とも打ち明けると、神木は「よかった。(これからも)気軽にかけます」と応じていた。
イベント終盤、神木は「せっかくなので、このあと監督が(プロモーションのため)メキシコとかに行っちゃうので、せーので『行ってらっしゃい』を言いましょう」と観客に提案し、「お気をつけて行ってらっしゃい!」とコール。思いもよらないサプライズに新海監督は喜びながら「行ってきます」と笑顔で返した。(錦怜那)
映画『すずめの戸締まり』は全国東宝系で公開中