賀集利樹&半田健人、ミスター平成ライダー・高岩成二との共演に全力「全ての思いぶつけた」
「仮面ライダーアギト」の主人公・津上翔一を演じた賀集利樹と「仮面ライダー555(ファイズ)」の主人公・乾巧を演じた半田健人が4日、一ツ橋ホールで行われたドラマ「グッドモーニング、眠れる獅子2」完成披露イベントに出席。ミスター平成仮面ライダーの異名を持つ俳優・高岩成二の顔出し主演作品への参加を果たし、熱い思いを明かした。イベントには、小栗有以(AKB48)、出合正幸、ケイン・コスギ、坂本浩一監督も登壇した。
本作は、一見さえない中年の元傭兵・九條和真(高岩)が、悪に苦しむヒロインを守るために奮闘するアクションドラマの第2弾。第1弾では新人芸能マネージャーとして担当アイドルを守った九條が見習いシェフに転職、一流シェフを目指す少女・朱音(小栗)を守るために奮闘する姿を描く。
特撮出身俳優たちの共演も話題の本作。主演を務める高岩は、平成仮面ライダーシリーズにおいて、「仮面ライダークウガ」「仮面ライダー響鬼(ヒビキ)」以外の主役ライダーでスーツアクターを務めたレジェンド。そんな高岩に、敵として対峙(たいじ)した賀集は、「アギト」の撮影を振り返り「最初のころはちょろちょろとアクションはありましたが、後半はすぐに変身してしまうので、そこからは高岩さんに委ねていたんです」と生身でアクションをする機会があまりなかったことを強調する。
一方の半田も「巧も、どちらかというと最初は正義感がなく、あまり平和のために戦おうという意識が低かった。戦いは『柄じゃない』とベルトを置いたシーンもありましたからね」とこちらもアクションをする機会がなかったと振り返ると、高岩も「確かに、ほぼ戦っていないよな」と同調する。
それだけに、今回の高岩との共演にはテンションが上がったようで、半田は「高岩さんが主演するという企画書の情報だけで『ぜひ出させてください』とお返事しました。『555』のときは、僕も若かったので、一方的に緊張して、高岩さんと満足にコミュニケーションが取れなかった。だから今回はしっかりと取りたいと思ったんです」と出演に前のめりだったことを明かす。それでも「坂本監督は“当てる”アクションが得意。僕は仮面ライダーでしたが、アクションが得意じゃないので、どうしよう……」と嬉しさと不安が半分半分だったと告白する。
また賀集も、オファーを受けたときは「第1弾を観ていて、うらやましいなと指をくわえて観ていたので、二つ返事でした」と“ぜひ”という思いが強かったと明かすと「高岩さんとこぶしを交えることが、『仮面ライダーアギト』で唯一、やり残していたことだったので、面と向かって高岩さんとお芝居ができることが楽しみでした。僕にとって『仮面ライダーアギト』はデビュー作だったので、その時の思いをすべてぶつけました」と熱い思いを語っていた。(磯部正和)
ドラマ「グッドモーニング、眠れる獅子2」は4月12日よりLemino・ひかりTVで配信開始