山田裕貴“ドラケンの人”で大きな壁…『東京リベンジャーズ2』に懸ける思い
映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 －運命－／－決戦－』に出演する山田裕貴が、前作でドラケンを演じたことでできた「大きな壁」を明かした。
本作は2021年に公開され、同年の実写映画ナンバーワンヒットを記録した『東京リベンジャーズ』の続編。凶悪化した組織“東京卍會”によって、再びかつての恋人・ヒナタ（今田美桜）を殺された主人公・タケミチ（北村匠海）は不良だった過去に戻り、ヒナタを救う鍵となる東卍結成メンバー6人を引き裂く悲しい事件の真相に迫る。
東卍結成メンバーの1人で、副総長のドラケンを演じた山田は「初めて共演する方から、ドラケン！ と声をかけてもらったり、“ドラケンの人”としてたくさんの方に知ってもらった作品になったなと思います。それぐらい懸けていたし、アクションのシーンでは『これでぶっ倒れてもいい』と思いながら燃え尽きろと思ってやっていました」と大きかった前作の反響を振り返る。
一方で「“ドラケンの人”となったことで、他作品でドラケンを超えなければと良くも悪くも大きな壁にもなりました」と俳優として新たな課題も生まれたという。
「正直なところ、前作で全て出し切った気持ちでしたので続編は大いにプレッシャーでした。ドラケンというキャラクターの大きさ。皆さんの頭の中にある山田裕貴はそれぞれかと思いますが、山田裕貴という名前よりドラケンの方が強いと感じていますその中、前作を超える作品と前作を超える作中の役割としての難しさを自分がどれだけ表現できるか、その戦いでしかなかった。超えなければと」との強い思いで、再びドラケン役に臨んだ。
今作から新キャラクターの場地圭介役で、永山絢斗も参加する。場地は東卍結成メンバーの1人でありながら、敵対する“芭流覇羅”（バルハラ）の一味となる人物で、山田は「なんか悲しかったんですよね。『おい、場地……』ってあぁ、今僕はドラケンと一緒の想いじゃんと自然にそうなっている自分がいました」と永山との共演を思い返す。
「ただ、なんで仲間殴ってんだよって気持ちになってて、合間も何をお話ししてたかあまり覚えてないです。永山さんとして見てなかったなぁ。もう場地だったんです、自然にもうそうだった」とすっかり役に入り込んでいたようだ。
続編は2部作で、前編の『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 －運命－』は4月21日、後編の『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 －決戦－』は6月30日より公開される。（編集部・中山雄一朗）