『アリス・イン・ワンダーランド』女優がハリウッドを去った理由
映画『アリス・イン・ワンダーランド』シリーズで知られる女優ミア・ワシコウスカが、ハリウッドを去った理由をIndieWireに語った。
【画像】『アリス・イン・ワンダーランド』のミア・ワシコウスカ
ミアはティム・バートン監督の『アリス・イン・ワンダーランド』(2010)でアリス役に抜てきされ、ジョニー・デップと共演。そのほかにも、続編の『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』(2016)をはじめ、ジュリアン・ムーアらと共演した『キッズ・オールライト』(2010)、ギレルモ・デル・トロ監督の『クリムゾン・ピーク』(2015)などで活躍。しかし、2010年代の終わりにハリウッドを離れ、故郷オーストラリアに戻ったという。
現在33歳のミアによると、「あちこち転々する生活が好きになれなかった」のだという。「10年から15年、3か月ごとに新しい街、新しい国に行く生活で、何か月かごとに新しい学校に行くような生活だった。特に若いときは自分の土台がなくて、とても大変だった。もし見返りが良くて、気持ち良くやっていけるなら問題はない。でも、わたしは違った。個人的なレベルで居場所を確立したかった。何週間ごとに終わってしまう映画の撮影現場だけでなく、自分が属していると感じられる場所を」
オーストラリアに戻ってからも女優は続けているミアだが、「行ったり来たりして両方の世界を良いとこ取りできたらいいけど、ランニングマシンの上のような場所にはいたくなかった。トレーラーの中にいるより、人生においてもっといろいろなことをしてみたかった。素晴らしいところもたくさんあったけど、現実とはかけ離れていて、わたし個人としては合わなかった」とまたハリウッドを拠点にする気はなさそうだ。(編集部・中山雄一朗)