『パディントン』第3弾は今年7月撮影スタート!
実写映画『パディントン』シリーズ第3弾『パディントン・イン・ペルー(原題) / Paddington In Peru』の製作がついに本格始動だ。今年7月24日から撮影が始まることになったとDeadlineが報じた。
マイケル・ボンドの児童文学を基に、南米ペルーの奥深いジャングルからイギリス・ロンドンにやって来たクマのパディントンが巻き起こす騒動をハートウォーミングに描いた本シリーズ。第1弾『パディントン』(2014)と第2弾『パディントン2』(2017)を合わせた世界興行収入は5億ドル(約650億円)以上であり、批評的にも興行的にも大成功を収めている。(数字は Box Office Mojo調べ、1ドル130円計算)
第3弾ではパディントンが故郷のペルーに戻ることに。『パディントン』『パディントン2』のポール・キング監督、サイモン・ファーナビー(警備員のバリー役で、『パディントン2』では脚本も担当)、マーク・バートン(『映画ひつじのショーン ~バック・トゥ・ザ・ホーム~』)が手掛けた原案を基に、バートン、ジョン・フォスター&ジェームズ・ラモント(ドラマ「ウェイステッド」)が脚本を執筆した。監督に抜てきされたのは、これまでミュージックビデオやコマーシャルの数々を手掛けてきたドゥーガル・ウィルソン。本作が長編監督デビュー作となる。
前2作のキング監督は「『パディントン』シリーズには10年にわたって取り組んだため、今や、何としてもこの小さなクマを守ってあげたいと感じています。そして、ドゥーガルが監督として、3度目の映画の冒険に乗り出す彼の手をにぎっていてくれることをうれしく思います。ドゥーガルが手掛けてきた作品は、面白く、美しく、感動的で、独創的で、完全にオリジナルと、驚くべきものです。ルーシーおばさん(パディントンの育ての親)は、かつてわたしたちに『このクマをよろしく(Please Look After This Bear)』と頼みました。ドゥーガルは見事にそうしてくれると、わたしにはわかっています」とコメントしている。
正式な発表はまだだが、前作に続いてベン・ウィショーがパディントンの声を担当するとみられている。
ちなみにキング監督は『パディントン2』後、「チャーリーとチョコレート工場」前日譚映画『ウォンカ(原題) / Wonka』(主演はティモシー・シャラメ)のメガホンを取っており、同作は今年12月15日に全米公開される。(編集部・市川遥)