60歳で急死した『ジョン・ウィック』ランス・レディックさん、死因が判明
映画『ジョン・ウィック』シリーズなどで知られる俳優ランス・レディックさんの死因は、虚血性心疾患とアテローム性冠動脈疾患であることが判明した。ランスさんの死亡証明書を入手したTMZが報じた。
【画像】最新作『ジョン・ウィック:コンセクエンス』でのランスさん
ランスさんは現地時間3月17日、ロサンゼルスにある自宅で急逝。裏庭で倒れているところを発見した妻が救急車を呼ぶも、助からなかった。ランスさんはその直前までシリーズ第4弾『ジョン・ウィック:コンセクエンス』のプロモーションを行っており、突然すぎる死に映画界は悲しみに包まれた。
虚血性心疾患は、動脈硬化や血栓で心臓の血管が狭くなったことで心臓に酸素や栄養が行き渡らず、運動中や強いストレスがかかった際に、前胸部などに痛みや圧迫感を生じさせるもの。前兆なく発症し、今回のように突然死を引き起こすこともある。アテローム性冠動脈疾患は、動脈にプラーク(コレステロールが沈着した塊)が蓄積されることで引き起こされるという。
『ジョン・ウィック』シリーズでは、殺し屋たちが利用する「コンチネンタルホテル・ニューヨーク」のコンシェルジュ、シャロン役で親しまれたランスさん。同役で9月に日本公開を控える第4弾『ジョン・ウィック:コンセクエンス』のほか、女性暗殺者を主人公にしたスピンオフ映画『バレリーナ(原題) / Ballerina』(2024年6月7日全米公開)にも出演している。
ランスさんはそのほか、「LAW&ORDER:性犯罪特捜班」「LOST」「FRIGE/フリンジ」「バイオハザード」といったドラマへの出演でも知られる。(編集部・市川遥)