坂口健太郎、齋藤飛鳥のやんわり拒絶に「告白する前にフラれたみたい」
俳優の坂口健太郎と齋藤飛鳥が15日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた映画『サイド バイ サイド 隣にいる人』の公開記念舞台あいさつに出席し、和気あいあいとしたやり取りを見せた。舞台あいさつには、浅香航大、市川実日子、伊藤ちひろ監督も参加した。
映画『世界の中心で、愛を叫ぶ』などの行定勲監督が企画・プロデュースを務め、『ひとりぼっちじゃない』などの伊藤ちひろが監督した本作。そこに存在しない人の思いが見える力を使い、傷ついた人を癒やすことのできる青年・未山(坂口)が、自身のそばに見えた謎の人物を追いながら、彼が抱える秘密に向き合っていく姿を描く。
台本を読んで撮影に入り、共演者と芝居をするなかでも、未山という役について固まり切っていなかったという坂口。「主人公なのに、未山が本当はどう思っているのか明確ではなかった」と振り返ると、出来上がった作品を観た際も、未山の「不思議さや不安定さ」が気になったという。しかし坂口は「それってすごくすてきなことだと思う」とポジティブに捉えると、「分かりすぎるキャラクターだと、そこで興味がストップしてしまう。未山はずっと“どんな人なんだろう”と引っかかってくれるキャラだと思います」とアピールした。
しかし、そんな未山の元恋人の莉子を演じた齋藤は「優しくて温かいところは、自分にも欲しいですし、人としては魅力的だけれど、恋人だったらごめんなさい。一緒にいたいとは思わないです」とやんわり拒絶。坂口は「なんか、告白する前にフラれたみたいだね」と苦笑いを浮かべた。
その後、作品にちなんでそれぞれの「秘密」を告白するパートも。「たまに都内の公園を裸足で歩いている(浅香)」「実は坂口君と足が似ている(市川)」「左手に豆があります(坂口)」とフリップに秘密を書くなか、齋藤は「ありません」と回答。
場内がどよめくなか、司会者は「実は齋藤さんのマネージャーさんからタレコミがあります」と切り出すと、齋藤がInstagramの投稿に苦戦していることが明かされる。齋藤は「難しいんです。あまり詳しくなくて……」と事実であることを認めると、坂口も「めっちゃわかる、あれは難しいよね」とフォローする。
坂口と齋藤が共通の苦手意識で意気投合したものの、坂口が「でもああいう(SNS的なもの齋藤は)できなさそうだよね」と突っ込むと、齋藤は「坂口さんには言われたくないですよ」と口をとがらせるなど、二人の和気あいあいとしたやり取りに客席は盛り上がっていた。(磯部正和)
映画『サイド バイ サイド 隣にいる人』は公開中