ディズニー・ワールドの隣に刑務所を建設する可能性…フロリダ州知事が言及
米フロリダ州のデサンティス知事とウォルト・ディズニー・カンパニーの闘いの激しさが増している。現地時間17日、デサンティス知事はフロリダにあるディズニーリゾート、ウォルト・ディズニー・ワールドの隣に新たな刑務所を建設する可能性をジョーク交じりに示唆して同社を脅した。
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フロリダ州は昨年、学校で性的マイノリティに関する教育を制限し、ディズニーがこれを批判したため両者の間で対立が生じた。その後、フロリダ州はディズニー・ワールドに「自治権」を与える特区制度の廃止を決め、ディズニーのボブ・アイガーCEOは「憲法上の権利を行使した企業を処罰しようとしていることは、間違っていると思う」と知事の報復と取れる動きを批判していた。
ディズニーは知事の介入を防ぐための措置を講じたが、デサンティス知事は17日の会見で、これを無効化する法整備を行うと表明。さらに、ウォルト・ディズニー・ワールドに隣接する土地を開発する可能性にも言及し、「人々は『この土地で何をしようか? 州立公園を造るのがいいかもしれない。もっと遊園地を造るのがいいかもしれない』と言うだろう。『新たな州立刑務所が必要かも』と言う人もいそうだ。可能性は無限大だ」と語っている。(編集部・市川遥)