暴行容疑で逮捕のマーベル俳優、複数作品をクビに
マーベル映画『アントマン&ワスプ:クアントマニア』の悪役・征服者カーン役で知られるジョナサン・メジャースが暴行とハラスメントの容疑で逮捕されたことを受け、すでに複数の作品をクビになっているという。Deadlineが報じた。
メジャースは現地時間3月25日、米・ニューヨーク州でガールフレンドとみられる女性に暴力を振るったとして逮捕。被害者は頭や首を負傷し、病院へと搬送された。メジャースの弁護士は無罪を主張しており、被害者が事件後に送ったという“自分にも非があることを認めるメール”も公開したが、状況は好転しなかった。
逮捕を受け、米陸軍はメジャースを起用した宣伝キャンペーンを休止し、マネージメント会社 Entertainment 360 はメジャースとの契約を解除、5月開催のメットガラへの出席も白紙となった。さらに今回、主演を務める予定だった映画『ザ・マン・イン・マイ・ベースメント(原題) / The Man in My Basement』とMLBテキサス・レンジャーズの広告キャンペーンからクビになったことが判明。シンガー・ソングライター、オーティス・レディングの伝記映画でも主演を務めるとみられていたが、こちらの話も立ち消えになった。
なお、メジャース演じる征服者カーンは、今後のマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)で重要な存在となることが明言されており、彼はすでにドラマ「ロキ」シーズン2の撮影を終えている。さらに2025年公開の『アベンジャーズ』シリーズ第5作『アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ(原題) / Avengers: The Kang Dynasty』、そして2026年公開の第6弾『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ(原題) / Avengers: Secret Wars』への出演も決まっている。マーベルがこの問題にどう対処するのか、注目されている。(編集部・市川遥)