綾野剛、結婚後初の公の場 岡田准一と13年ぶり共演に感無量
俳優の綾野剛が26日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた映画『最後まで行く』(5月19日公開)フォトセッションおよび完成披露舞台あいさつに出席し、2010年公開の映画『SP 野望篇』以来、約13年ぶりとなる岡田准一との共演に「自分が成長した姿で准一さんと共演したいと思っていた」と岡田への熱い思いを吐露した。綾野にとって、元旦の佐久間由衣と結婚発表後、初の公の場。イベントには綾野、岡田のほか、広末涼子、磯村勇斗、柄本明、台湾よりリモートで藤井道人監督も参加した。
2014年に韓国で大ヒットを記録したクライムサスペンス『最後まで行く』を、第43回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した『新聞記者』の藤井道人監督がリメイク。事故を起こしたことを機に極限まで追い込まれていく刑事・工藤(岡田)と、工藤を追う謎のエリート監察官・矢崎(綾野)の攻防戦が描かれる。
ドラマ「アバランチ」(2021)や映画『ヤクザと家族 The Family』(2021)、Netflixシリーズ「新聞記者」(2022)などで藤井監督と度々タッグを組んできた綾野。「妥協なくすべてにリスペクトを持って楽しむことを忘れない藤井組に、今回准一さんや広末さんが参加することで、さらにアップデートされていく姿を見ることができて非常に嬉しかった」と現場を振り返る。
そんな藤井組で岡田とがっつりと対峙したことに「13年前に『SP』という作品で初めてお会いしました。そのときかけていただいた言葉は覚えています。いつか自分が成長した姿で准一さんと共演したいと思っていたのですが、それが藤井組でかなえることができたのは何よりも嬉しかった」と笑顔。
岡田は「『これから売れる方です』と紹介されたんです」と13年前を振り返ると「そこから、時々知り合いを通じて『一緒に共演したいです』と声をかけていただき、ようやく実現しました」と語る。久々の綾野との共演に「とても面白かった」と言い、「薄皮一枚、敏感になるように皮膚をはいで現場に立っているような役者さん。こちらに覚悟を強いてくる。『ヨーイスタート』とかかると、綾野さんなのか矢崎なのかわからないような感じでくる。役者としての覚悟を感じる。本当にいい役者さんだなと共演して思いました」と賛辞を送っていた。(磯部正和)